　今回登場した「Floral Kiss」は、オシャレに敏感な20～30代の働く女性をメインターゲットに、2012年11月に同社の女性社員が中心となって企画および開発したシリーズの第2弾に当たる。冒頭、Floral Kissの開発者3人によるトークセッションが行われ、同プロジェクトの意義やコンセプトを説明した。

　「女性が本当に欲しいPCがなかったので、このプロジェクトを立ち上げた」と同社のユビキタスビジネス戦略本部パーソナルプロダクト統括部鬼澤美穂さんがそもそものきっかけを述べ、「最近の女性はいい意味でよくばりで、オンもオフも充実させたい、私の好きな、私になれる」をコンセプトに開発したという。

　この夏モデル（FMV LIFEBOOK CH75/R）では、ひらがなの印字を省いた英字キーボードやバイカラー（2色切り替え）の天板、花柄の通風口やスピーカーなど、「エレガント×かっこよさ」にこだわったとディテールも細かくチェック。

　「前モデルでは省いていた光学ドライブも、DVD-Videoの視聴や音楽を取り込みたいという声が大きかったので新モデルでは内蔵したり、5人に1人しか使っていないけれども仕事では使われているOfficeを搭載したりと、女性が求めているスペックをすべて盛り込んだ」と、同社プロダクトデザイン事業部木内美菜子さんが解説。オリジナルのOfficeテンプレート（旅のしおり、マネー美人、カラダ管理など）や、ネットショッピング中に気になったアイテムをURLとともにスクラップしてデコ素材でコラージュできる「SCRAPBOOK」など、独自の魅力を宣伝した。

　その他、「従来から、量販店のPCコーナーに女性は行きにくいので、展示内容も工夫を凝らし、カタログも利用シーンをイメージしやすいように女性誌を意識して両表紙にするなど力を入れて制作した」と、同社ユビキタスビジネス戦略本部パーソナルプロモーション部三田優花さんがまとめた。

女性心をくすぐる内蔵アプリを説明する木内美菜子さん（写真＝左）。Floral Kissのキービジュアルを説明する三田優花さん（写真＝右）

会場全体でエクササイズを体験

　続いて、フィットネスクラブ「東急スポーツオアシス」から、縣（あがた）さんと矢作さんが登壇した。本格的なエクササイズを手軽に行えて記録も残せるアプリ「BIKATSU life」を同社が監修したためで、「お店に来られない方にも運動を楽しめるサービスを提供できるよう、働く忙しい女性をターゲットにアプリを開発した」と、縣さん。隙間時間やながら運動をキーワードに、最長でも3分で終わるコンテンツを107種類も収録しているという。

　会場では、BIKATSU life（ビカツライフ）の中から「水中Wツッコミ」というエクササイズを実践。前述のプロジェクトチームだけでなく、記者やカメラマンも体験した。

アプリ内にも登場している東急スポーツオアシスの縣さんと矢作さん（写真＝左）。登壇社だけでなく、参加者もエクササイズを実践（写真＝右）

女性が持ちたくなる、女性のためのパソコン

Floral Kissのおしゃれポイントを説明する道端カレンさん

　イベントの最後に、タレントでモデルの道端カレンさんがFloral Kissをイメージした花柄の衣装で登場。「バイカラーの外観などカラーリングがかわいいし、おしゃれだと感じました。また、画面をタッチできるといった今時感もいいですね。パソコンを見ておしゃれだと思うのはなかなかないですが、Floral Kissなら本当にクラッチバックを持っているような感覚で使えるパソコンだと思います」と絶賛。女性が持ちたくなる、女性のためのパソコンとFloral Kissを評していた。

　PCでブログの更新やインターネットを楽しんでいるというカレンさん。トークセッションの終盤では、褐色脂肪細胞を刺激するエクササイズや肩甲骨回しなどを実演し、「先ほど、BIKATSU lifeの水中Wツッコミも舞台裏で一緒にやっていました。Floral Kissは、女性ならではの、女性だからこそ持てるパソコンです。実際に手にとって、使ってもらいたいなと思っています」と舞台を締めくくった。