オリファンのGTX 980搭載カードがいきなり大幅に値下げされた理由週末アキバ特価リポート(1/2 ページ)

» 2014年10月04日 13時58分 公開
[古田雄介,ITmedia]

「みすみす数千円の利益を捨てることになりますが、やらざるをえない」

 NVIDIAの新世代ハイエンドGPU「GeForce GTX 980」を搭載したグラフィックスカードに、早速にメーカー独自クーラーを載せたりオーバークロックしたりしたモデルが並ぶようになった。その中でも、ヒット候補と目されているのがMSIの「GTX 980 GAMING 4G P」だが、発売後間もなくに価格が大きく変動しており、別の視点からも注目を集めている。

独自クーラー「Twin Frozr V」を搭載したMSIのオーバークロックモデル「GTX 980 GAMING 4G P」

 GTX 980 GAMING 4G Pのアキバ全体の価格は、金曜日の発売直後に7万5000円強〜9万2000円前後だったものが、当日夜には7万5000円強〜8万円弱まで下がっていた。1日のうちで最高値が1万円以上ダウンしている。

 これは各ショップのスタッフが近隣店の価格を調査して、高すぎる場合は可能な範囲で値下げするために起こる現象で、しばしば見られる。某ショップも入荷時から「ウチの価格は税込み9万円ちょっとになっていますけど、これから他店にあわせて下げると思います。そうしないとまず売れないですからね」と、間もなくの値下げを織り込み済みだった。

 ただ、今回は元々ヒット候補の製品だけに、歩調を合わせて値下げする側からは悔しさがにじむコメントも聞かれる。TSUKUMO eX.は「他店対抗で最初の値段から4000円近く下げました。GTX 980 GAMING 4G Pは元から優秀な製品で、そこまで値段を攻めなくても売れると思うんですけどね……。みすみす数千円の利益を捨てることになりますが、お客さんからすれば同じ製品が近所で数千円安く買えるわけで、こちらもやらざるをえないんです。間もなく7万円台後半に落ち着くと思いますよ」と話していた。

 値札の周辺にはやりとりの痕跡が残る。そうした視点で眺めてみると興味深い動きが見えてくるかもしれない。

TSUKUMO eX.の「GTX 980 GAMING 4G P」の値札。「他店対抗!!」の手書き文字

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. 手のひらサイズの小型PCがお得に! GEEKOMが「冬セール」を開催中 (2026年02月12日)
  4. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  5. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  6. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. PC値上げの波はVAIOにも? 糸岡社長が明かす「マウスエフェクト」への対応とブランド価値の向上 (2026年02月13日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年