Apple、新iPhoneが好調で2桁台の増収増益 iPhone販売台数は3927万台

» 2014年10月21日 06時45分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleが10月20日(現地時間)に発表した2014年第4四半期(7〜9月)決算は、9月に発売した新iPhoneが好調で、アナリスト予測を大きく上回る増収増益だった。

 売上高は前年同期比12%増の421億2300万ドル、純利益は13%増の84億6700万ドル(株式分割後の1株当たり1.42ドル)で、第4四半期としては過去最高だった。アナリスト予測は売上高が401億3000万ドル、1株当たり純利益が1.32ドルだった。

 粗利益率は38%で前年同期の37%を上回った。

 2014年通年では、売上高が7%増の1827億9500万ドル、純利益は7%増の395億1000万ドル(1株当り6.45ドル)。

 apple 2 iPhone 6/6 plus

 ティム・クックCEOは発表文で、「われわれの2014年は、iPhone 6/6 Plusによる史上最高のiPhone立ち上げもあり、記録的なものになった」と語った。10月に発表したiPadやMacの新製品も合わせた“Appleとして最強の製品ラインアップ”でホリデーシーズンを迎える、と自信を見せた。

 iPhoneの販売台数は前年同期比16%増の3927万台、売上高は21%増の236億7800万ドル。

 iPadの販売台数は13%減の1232万台だった。iPadの販売台数は2期連続の減少となった。売上高は14%減の53億1600万ドル。

 Macの販売台数は21%増の552万台で売上高は18%増の66億2500万ドルだった。

 iPodの販売台数は24%減の264万台で売上高は28%減の4億1000万ドル。

 iTunes Storeやその他のサービスなどの売り上げは8%増の46億800万ドルだった。iTunesの売り上げは過去最高だった。

 apple

 同社は2014年度にBeatsを含む20社を買収した。

 ホリデーシーズンに当たる10〜12月期の見通しについては、売上高を635億〜665億ドル、粗利益率を37.5〜38.5%と強気に予測した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  5. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  6. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  7. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  8. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  9. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  10. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー