日刊!プチコン3号――上下画面の使い分け「XSCREEN」カウントダウン企画第6回

» 2014年11月04日 21時55分 公開
[瓜生聖,ITmedia]

上下画面の使い分け「XSCREEN」

 ニンテンドーDSシリーズの特徴の1つが上下に並ぶ2つの画面だ。DSiまでは上下とも256×192ピクセルで、相違点はタッチパネルの有無くらいだった。3DS以降は上画面が3D表示(立体視)に対応し、解像度も上画面400×240ピクセル、下画面320×240ピクセルにアップ。ディスプレイサイズも上画面のほうが大きくなった。その結果、大きく高解像度で3D表示が可能な上画面、タッチパネルを搭載した下画面という機能差がより明確になった。

 XSCREENはこれらのハードウェア仕様の変化に伴って追加された命令の1つで、3D機能のオン/オフ、上下画面へのSPRITE、BGレイヤーの割り振りなどを指定する。このBGレイヤーの割り振りが可変になったことで、全体としてのBGレイヤーの枚数は変わらない(プチコンmkIIは上下2枚ずつ、計4枚)にも関わらず、表現力はぐっとアップした。

 また、SPRITEはプチコンmkIIの100個から512個に大幅に増加しただけでなく、ユーザー定義キャラクタが使用できなかった下画面も上画面と同様に利用できるようになった。逆に下画面のキーボードパネルの制御命令はほとんど廃止された。だが、下画面未使用の場合はキーボードパネルが常に表示され、下画面使用時にはINPUT命令による入力待ちのときのみ表示されるため、大きく利便性を欠くことはないだろう。

 XSCREENには上下を結合し、320×480ピクセルの1画面(上画面の両端に非表示領域ができる)として扱うモードもある。シューティングなどの縦長画面や、上下画面間のSPRITEの行き来がある場合などに活用できるだろう。

サンプル

プチコン3号に収録されているテクニカルデモから。上画面、下画面を個別に扱う「XSCREEN 2」と、1つの縦長画面として扱う「XSCREEN 4」

関係する命令

XSCREEN 画面モード[,SPRITE割当数,BG割当数]

 説明

  画面モードの設定

  ・画面モード2,3はDIRECTモードでも使用できるが、実行後は下画面がキーボードに切り替わる

  ・3D指定はペアレンタルコントロールで無効となることもある

 引数

  画面モード

   0:上-3D 下-未使用(デフォルト)

   1:上-2D 下-未使用

   2:上-3D 下-使用(INPUT時はキーボード表示)

   3:上-2D 下-使用(INPUT時はキーボード表示)

   4:上下結合(上画面は2D、INPUTおよびDIRECTモード使用不可)

  SPRITE割当数

   0〜512:上画面に割り当てるSPRITE数

    (下画面は最大SP数-上画面SP数)

  BG割当数

   0〜4:上画面に割り当てるBGレイヤー枚数

    (下画面は最大BG数-上画面BG数)

DISPLAY 画面ID

 説明

  操作対象の上下画面を選択

  ※DISPLAY1は、XSCREEN 2または3のとき指定可

 引数

  画面ID(0:上画面 1:下画面)

 次回はより汎用的になったグラフィックページを解説する。

※本稿の内容は開発中のものです。製品版配信時には仕様が変更される場合があります。

 「日刊!プチコン3号」で取り上げて欲しいネタや疑問、質問、感想は、ハッシュタグ「#nikkan_petitcom3」をつけてツイート! ライターの瓜生氏がたぶん(連載の中で)答えてくれるぞ。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  4. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  5. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  6. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. 梅田の街がeスポーツに染まった3日間――「Osaka GeN Scramble」で見えた、地域とデバイスが融合する最新イベントの形 (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年