BG画面はタイル状の画像を敷き詰めた画面で、通常ゲームの背景などに使用されることが多い。プチコンmkIIではユーザー用BGスクリーン前、ユーザー用BGスクリーン後の2画面があり、8×8ピクセルのキャラクターを64×64個敷き詰めることができた(表示範囲は32×24)。
一方、プチコン3号では1キャラクタ16×16ピクセル、BGのサイズは可変(幅×高さが16383まで。表示範囲は25×15)、画面数は4レイヤーに増えている。
そのほか、BG画面はレイヤーごとに回転や拡大/縮小できるようになった。回転はBGROT、拡大/縮小はBGSCALE命令で指定する。レイヤー(画面)の倍増と合わせて表現の自由度が非常に高くなっている。なお、回転や拡大/縮小を行う場合の中心点は初期状態では(0,0)になる点に注意。以下の図を参照して欲しい。
説明
BGスクリーンのサイズをレイヤーごとに設定
引数
レイヤー
対象のレイヤー番号:0〜3
幅,高さ
キャラ単位の幅と高さ(幅x高さが16383以下まで)
※初期状態では25x15
説明
BGスクリーンの表示オフセットを変更
引数
レイヤー
対象レイヤー番号:0〜3
X,Y
表示オフセットのドット座標
Z
奥行方向の座標(奥:1024<液晶面:0<手前:-256)
説明(1/2)
BGスクリーンへのBGキャラ配置
引数
レイヤー
対象レイヤー番号:0〜3
X,Y
配置先キャラ座標(0〜BGSCREENで指定した値-1)
キャラ番号
配置するBGキャラの番号:0〜4095
説明
レイヤーの表示原点設定
※BGスクリーンに対する回転や拡大縮小の原点
引数
レイヤー
対象のレイヤー番号:0〜3
位置X,Y
ドット単位の原点座標
説明
BGスクリーンの回転
引数
レイヤー
対象レイヤー番号:0〜3
角度
回転角(時計回り):0〜360
説明
BGスクリーンの拡大縮小
引数
レイヤー
対象レイヤー番号:0〜3
拡大率X,Y
0.5=50% 1.0=100% 2.0=200%
説明
BGスクリーンの表示オフセットを変更
引数
レイヤー
対象レイヤー番号:0〜3
X,Y
表示オフセットのドット座標
Z
奥行方向の座標(奥:1024<液晶面:0<手前:-256)
次回は多彩な画面モードやリソースを制御する「XSCREEN」を紹介する。ちなみに土日祝日は休載です。
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