東京ゲームショウ2014でついに一般公開された「プチコン3号 Smile BASIC」。公式サイトでは「2014年秋配信開始」と書かれているが、果たしていつまでが秋なのか。我々はいつまで待てばいいのか(関連記事:なかなか出ない“プチコン3号”を見てきた――東京ゲームショウ2014)。
待ちきれないプチコン待機組のために、配信日まで日刊連載をお届けしよう。
プチコンmkIIでは上画面のレイヤーは、画面奥から、背景、グラフィックス、ユーザー用BG(後ろ)、ユーザー用スプライト、ユーザー用BG(前)、コンソールの6レイヤー構成だった。
プチコン3号では背景、グラフィックス、ユーザー用BG×4、ユーザー用スプライト、コンソールの8レイヤー構成になっている。さらにこれらはZ軸を指定することでレイヤーごとではなく、表示要素単位で自由に前後を入れ替えることができる。
つまり、コンソール画面が一番上に固定されることもなく、グラフィックス画面が必ずスプライトの後ろになるわけでもない。奥行きは-255〜1023(奥の方ほど大きい数値)で表す。3Dモードの場合は立体視の奥行きと連動し、液晶面が0となり、マイナスの場合は液晶面から浮かび上がって見える。
コンソール画面はZ座標0で固定、スプライトのZ座標を-255〜1023に変化させた。スプライトのZ座標がマイナスになるとコンソールよりも上に表示される。
説明
コンソール画面への文字表示位置を指定
引数
座標X,Y
文字単位の座標(X:0〜49,Y:0〜29)
X,Yを省略すると、それぞれ以前のX,Y座標を維持
座標 Z
奥行方向の座標(奥:1024<液晶面<手前:-256)
省略すると、以前のZ座標を維持
説明
SPRITE座標の変更(移動)
引数
管理番号
対象のSPRITEの管理番号:0〜511
X,Y
SPRITEを表示する画面座標 Zを指定した場合、X,Yは省略可
Z
奥行方向の座標(奥:1024<液晶面:0<手前:-256)X,Yを指定した場合、Zは省略可
説明
グラフィック画面の表示順位変更
・3Dモードの場合、グラフィック画面全体が影響を受ける
引数
Z座標
奥行方向の座標(奥:1024<液晶面:0<手前:-256)
説明
BGスクリーンの表示オフセットを変更
引数
レイヤー
対象レイヤー番号:0〜3
X,Y
表示オフセットのドット座標
Z
奥行方向の座標(奥:1024<液晶面:0<手前:-256)
次回はプチコン3号の新しい概念である「プログラムSLOT」を紹介しよう。
「日刊!プチコン3号」で取り上げて欲しいネタや疑問、質問、感想は、ハッシュタグ「#nikkan_petitcom3」をつけてツイート! ライターの瓜生氏がたぶん(連載記事で)答えてくれるぞ。
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