第5世代Core+4K IGZO液晶+3Dカメラで大幅進化した大画面ノートPC――「LaVie Note Standard」2015年PC/タブレット春モデル(1/2 ページ)

» 2015年01月20日 10時00分 公開
[ITmedia]

 NECパーソナルコンピュータは1月20日、15.6型ワイド液晶ディスプレイ搭載のノートPC「LaVie Note Standard」シリーズを発表した。2015年1月22日から順次発売する。価格はオープン、税別での実売価格は10万1800円前後からの見込みだ。

 LaVie Note Standardは、従来の15.6型ノートPCである「LaVie L」「LaVie S」「LaVie E」を統合した新シリーズ。それぞれの後継となる計8機種(カラーバリエーションを含めると計19モデル)のラインアップを用意しており、いずれも頭に「NS」の文字が付いた新しい型名を採用する。

「LaVie Note Standard」の最上位機「NS850/AA」

 OSはすべて64ビット版Windows 8.1 Updateがプリインストールされ、オフィススイートはOffice Home and Business(最下位のNS100/A1のみPersonal) Premium プラス Office 365(1年間)が付属する。

LaVie L後継は「NS850/AA」「NS750/AA」

 「プレミアムAVノート」と位置付けられていたLaVie Lの後継としては、「NS850/AA」と「NS750/AA」シリーズを用意。ヤマハが開発したソフトウェアDSP「AudioEngine」や、ヤマハ製のステレオスピーカー(2ワット+2ワット/FR-Port方式)など、音質面でのこだわりをLaVie Lから継承しつつ、各部を進化させた。

 最上位のNS850/AAは、第5世代Core(開発コード名:Broadwell)の2コア/4スレッド対応モデルであるCore i7-5500U(2.4GHz/最大3.0GHz、4Mバイト3次キャッシュ)を採用し、IPS方式で4K(3840×2160ピクセル)表示のタッチパネル付きIGZO液晶ディスプレイ、有効200万画素のRealSence 3Dカメラ(ステレオマイク内蔵)、NFCポートを搭載するなど、先進的な仕様だ。

 グラフィックス機能はCPUに統合されたHD Graphics 5500、メモリは8Gバイト(4Gバイト×2、PC3L-12800対応)、ストレージは1TバイトのハイブリッドHDD、光学ドライブはBDXL対応のBlu-ray Discドライブを装備。通信機能は1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/acの無線LAN(867Mbps)、Bluetooth 4.0、インタフェース類はUHS-II対応のSDXCメモリーカードスロット、USB 3.0×3(1基は1.5アンペアのパワーオフ給電対応)、USB 2.0、HDMI出力などを備えている。

カラーはクリスタルブラック(NS850/AAB)のみ

 ボディデザインも刷新しており、薄型化(33.1ミリ→29.6ミリ)しつつ、キーボード上部にクロムメッキのアクセントラインをあしらった。キー全体が1枚の薄い板面で浮遊しているように見えるフローティングキーボード(19ミリピッチ、2ミリストローク)、防指紋・抗菌パームレスト、スピーカーを包むように折り返したスピーカーパネル、画面オフや音量調整などのワンタッチボタンを搭載する。横チルト機能付きのBluetoothレーザーマウスも添付される。

 本体サイズは382(幅)×270(奥行き)×29.6(高さ)ミリ、重量は約2.9キロ。バッテリー駆動時間(JEITA 2.0)は約3.6時間だ。カラーはクリスタルブラック(NS850/AAB)のみ。発売は1月下旬の予定、実売価格(税別)は22万9800前後の見込みだ。

 下位のNS750/AAシリーズは、IPS方式で1920×1080ピクセル表示のタッチパネル付き液晶ディスプレイ、8Gバイトメモリ(8Gバイト×1、PC3L-12800対応)、有効92万画素のHDカメラ(ステレオマイク内蔵、3Dではない)を搭載し、NFCポートは内蔵しない。それ以外のスペックはNS850/AAと共通化されている。

 ボディデザインもNS850/AAと同様だが、こちらは4色のカラーバリエーションがあり、クリスタルブラック(NS750/AAB)、クリスタルホワイト(NS750/AAW)、クリスタルレッド(NS750/AAR)、クリスタルゴールド(NS750/AAG)から選べる。バッテリー駆動時間(JEITA 2.0)は約4.0時間だ。発売は1月下旬の予定、実売価格(税別)は20万4800円前後の見込み。

クリスタルブラック(NS750/AAB)
クリスタルホワイト(NS750/AAW)
クリスタルレッド(NS750/AAR)
クリスタルゴールド(NS750/AAG)

 なお、NEC DirectのWeb直販専用モデル「LaVie Direct NS(H)」では、Windows 8.1 Pro、最大16Gバイトのメモリ、128GバイトSSD+1TバイトHDDのストレージ、タッチパネルなしフルHD液晶ディスプレイ、Officeのエディションなどが選択できる。

LaVie S後継は「NS700/AA」「NS550/AA」「NS350/AA」

 「スリムスタイリッシュノート」と位置付けられていたLaVie Sの後継は、「NS700/AA」「NS550/AA」「NS350/AA」の3シリーズ展開だ。いずれもシンプルな中に曲線を採り入れた新しいボディデザインを採用し、2コア/4スレッド対応の第5世代Core、ヤマハ製AudioEngine(2ワット+2ワットの内蔵スピーカーはヤマハ製ではない)を搭載する。それぞれ3色(クリスタルブラック/ホワイト/レッド)のカラーバリエーションを持つ。

「NS700/AA」のクリスタルブラックモデル

 上位のNS700/AAは、Core i7-5500U(2.4GHz/最大3.0GHz、4Mバイト3次キャッシュ)、CPU内蔵のHD Graphics 5500、8Gバイトメモリ(8Gバイト×1、PC3L-12800対応)、1TバイトHDD、BDXL対応のBlu-ray Discドライブ、1366×768ピクセル表示の15.6型ワイド液晶ディスプレイ(タッチパネルなし)を装備する。発売は2月上旬の予定、実売価格(税別)は17万9800円前後の見込みだ。

 中位のNS550/AAはNS700/AAから、CPUをCore i5-5200U(2.2GHz/最大2.7GHz、3Mバイト3次キャッシュ)に、液晶ディスプレイをタッチパネル付きに変更した機種だ。こちらも発売は2月上旬の予定で、実売価格(税別)は17万9800円前後の見込み。

 下位のNS350/AAは、Core i3-5005U(2.0GHz、3Mバイト3次キャッシュ)、4Gバイトメモリ(4Gバイト×1、PC3L-12800対応)、1366×768ピクセル表示の15.6型ワイド液晶ディスプレイ(タッチパネルなし)を搭載する点がNS550/AAと異なる。発売は1月下旬の予定、実売価格(税別)は14万9800円前後の見込みだ。

 いずれも通信機能は1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/acの無線LAN(867Mbps)、Bluetooth 4.0、インタフェース類はSDXCメモリーカードスロット、USB 3.0×2(1基は1.5アンペアのパワーオフ給電対応)、USB 2.0、HDMI出力、有効92万画素のHDカメラ(ステレオマイク内蔵)などを備えている。横チルト機能付きのBluetoothレーザーマウスも添付される。

 タッチパネル非搭載のNS700/AAとNS350/AAは、本体サイズが382(幅)×270(奥行き)×28(高さ)ミリ、重量が約2.6キロ。タッチパネル搭載のNS550/Aは、本体サイズが382(幅)×270(奥行き)×29.6(高さ)ミリ、重量が約2.9キロだ。バッテリー駆動時間(JEITA 2.0)はNS700/AAが約5.4時間、NS550/AAが約5.3時間、NS350/AAが約6.0時間。

「NS550/AA」のクリスタルホワイトモデル(写真=左)。「NS350/AA」のクリスタルレッドモデル(写真=右)

 なお、NEC DirectのWeb直販専用モデル「LaVie Direct NS(S)」では、Windows 8.1 Pro、最大16Gバイトのメモリ、ハイブリッドHDD、NFCポート、Officeのエディションなどが選択できる。

NEC Direct(NECダイレクト)

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