名刺サイズコンピュータの新モデル「Raspberry Pi 2」登場 クアッドコア・メモリ1Gバイトで6倍超に高速化

» 2015年02月02日 19時22分 公開
[ITmedia]

 アールエスコンポーネンツは2月2日、名刺サイズのシングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」の新モデル「Raspberry Pi 2 Model B」を発売した。同社ECサイトでの価格は4291円(税別)。

photo

 プログラム教育用教材として開発されたLinuxベースの小型コンピュータ。豊富なオープンソースソフトウェアが動作すること、安価な値段などで人気を集め、2012年の発売以来、世界で400万台以上が販売されている。

 コストパフォーマンスはそのままに、プロセッサとメモリを強化し、6倍超の高速化を実現。プロセッサにはARM Cortex-A7コアを4基備えた「BCM2863」を採用し、メモリ容量は1Gバイトに。GPIOやUSBポートの入出力部分、高効率スイッチング電源、ボード形状などは従来品の「Model B+」と同等。Raspberry Pi 1と完全に互換性があるとしている。

 開発元の英Raspberry Pi財団のブログによると、米Microsoftの協力の下、Windows 10が開発者に無償提供されるようだ。MicrosoftはWindows 10のRaspberry Pie 2対応と同コンピュータの開発者/メイカーズ向けにWindows 10を無償提供する方針を明らかにし、IoT向け開発者プログラムへの登録を呼び掛けている

 現行品で用意されている廉価版「Model A+」の新モデルの年内の発売は予定していないという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月11日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  3. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  4. Minisforum、Intel N100を搭載したスティック型ミニPC「Minisforum S100」の国内販売を開始 (2024年05月10日)
  5. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  8. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  9. デル、ビジネス向けのスタンダード22型/24型/27型液晶ディスプレイ7製品を発表 (2024年05月09日)
  10. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー