マウスコンピューターは、スペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2015」(MWC 2015)において、開発中のWindows Phone 8.1端末の試作機を公開した。「試作機は開発中の段階で、最終的な製品とは異なる場合がある」(マウスコンピューター 製品企画部 部長の平井健裕氏)と前置きするものの、5型ディスプレイを搭載するミドルレンジモデルで、OSがWindows Phone 8.1となることはほぼ確定している。
マウスコンピューターがWindows Phone端末の開発を始めたのは、開発者向けカンファレンス「BUILD 2014」があった2014年4月という。しかし、「OSにAndroidを採用していれば、もっと早くスマートフォン製品を出すことはできていた」と平井氏は語る。実際に端末メーカーの中には、ミドルレンジモデルにおいてAndroidとWindows Phoneの両対応をうたう事例も増えている。
しかし平井氏は、「Androidという選択肢を考えたことはまったくない」と断言する。「マウスコンピューターがスマートフォンを手がけるなら、Windows Phoneと決めていた。あらゆる画面サイズのWindows端末をラインアップしたいという想いがある」という。今後も、Windows Phoneの後継機が登場する可能性はあるが、Android版を出す計画はないとする。
端末開発は、基板を一から設計するところから始めており、現在はタッチパネルの部品をWindows Phoneのスワイプ操作に合ったものに交換するなど、調整を続けている。今後はソフトウェアの開発や認証を通すなどの作業が残っており、具体的な発売時期は未定だ。ただ、Windows Phone 8.1端末として発売する以上、Windows 10をプリインストールした端末が登場するまでには、発売を期待できそうだ。
Windows Phoneの特徴でもある「Windowsロゴ」や「戻る」といったキーはどうなるのだろうか。試作機では、ディスプレイの外側にハードキーを搭載しているものの、ボタンのアイコン表示はない。これが最終的にハードキーになるのか、ソフトキーになるのかは未定としている。
MicrosoftのLumiaシリーズにおいても、MWC 2015で発表した「Lumia 640」のように低価格のラインアップでは、ソフトキーを採用する傾向にある。また、Android端末とハードウェアを共通化するという視点でも、ソフトキーが望ましい。しかし、マウスコンピューターはAndroidという選択肢を検討していないとしており、画面を有効活用できるハードキーを採用する可能性は高い。
→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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