「Androidは絶対ない」と基板から独自設計したマウスコンピューターのWindows Phoneとは?Mobile World Congress 2015(1/2 ページ)

» 2015年03月04日 07時00分 公開
[山口健太,ITmedia]

「Androidという選択肢を考えたことはまったくない」

 マウスコンピューターは、スペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2015」(MWC 2015)において、開発中のWindows Phone 8.1端末の試作機を公開した。「試作機は開発中の段階で、最終的な製品とは異なる場合がある」(マウスコンピューター 製品企画部 部長の平井健裕氏)と前置きするものの、5型ディスプレイを搭載するミドルレンジモデルで、OSがWindows Phone 8.1となることはほぼ確定している。

Mobile World Congress 2015でWindows Phone端末の試作機と、概要を紹介したマウスコンピューター 製品企画部 部長の平井健裕氏

マウスコンピューターが開発を進めているWindows Phone 8.1端末の試作機。OSはエンジニアモードで動作していたが、基本的な動作は安定していた

 マウスコンピューターがWindows Phone端末の開発を始めたのは、開発者向けカンファレンス「BUILD 2014」があった2014年4月という。しかし、「OSにAndroidを採用していれば、もっと早くスマートフォン製品を出すことはできていた」と平井氏は語る。実際に端末メーカーの中には、ミドルレンジモデルにおいてAndroidとWindows Phoneの両対応をうたう事例も増えている。

 しかし平井氏は、「Androidという選択肢を考えたことはまったくない」と断言する。「マウスコンピューターがスマートフォンを手がけるなら、Windows Phoneと決めていた。あらゆる画面サイズのWindows端末をラインアップしたいという想いがある」という。今後も、Windows Phoneの後継機が登場する可能性はあるが、Android版を出す計画はないとする。

 端末開発は、基板を一から設計するところから始めており、現在はタッチパネルの部品をWindows Phoneのスワイプ操作に合ったものに交換するなど、調整を続けている。今後はソフトウェアの開発や認証を通すなどの作業が残っており、具体的な発売時期は未定だ。ただ、Windows Phone 8.1端末として発売する以上、Windows 10をプリインストールした端末が登場するまでには、発売を期待できそうだ。

背面にはマウスコンピューターのロゴを印刷している。同社初のスマートフォン製品というだけでなく、日本には手本となるようなWindows Phone端末がなかったため、基板を一から設計するなど、開発には多くの苦労があるという

5型ディスプレイ搭載でLTE対応のミドルレンジ端末に

 Windows Phoneの特徴でもある「Windowsロゴ」や「戻る」といったキーはどうなるのだろうか。試作機では、ディスプレイの外側にハードキーを搭載しているものの、ボタンのアイコン表示はない。これが最終的にハードキーになるのか、ソフトキーになるのかは未定としている。

 MicrosoftのLumiaシリーズにおいても、MWC 2015で発表した「Lumia 640」のように低価格のラインアップでは、ソフトキーを採用する傾向にある。また、Android端末とハードウェアを共通化するという視点でも、ソフトキーが望ましい。しかし、マウスコンピューターはAndroidという選択肢を検討していないとしており、画面を有効活用できるハードキーを採用する可能性は高い。

見た目には分からないが、試作機では画面の外側に「戻る」「Windows」「検索」のハードキーを搭載する。最終的な製品でどうなるかは未定だ

→PC USER特設ページ「mouse computer station」
安い!速い!でかい!コスパ重視なのに性能はゲーミング級。「G-Tune」を脅かす下克上モデル「m-Book W」シリーズに注目ッ!!



マウスコンピューター/G-Tune

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月12日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  3. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  4. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  5. ソニーが「Blu-ray Discレコーダー」の出荷と開発を終了 代替の録画手段はある? (2026年02月09日)
  6. 32GBメモリが6万円切り、2TB SSDは3.3万円から 価格上昇が続くアキバで見つけた高コスパパーツ (2026年02月07日)
  7. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  8. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  9. 梅田の街がeスポーツに染まった3日間――「Osaka GeN Scramble」で見えた、地域とデバイスが融合する最新イベントの形 (2026年02月10日)
  10. PFU、HHKBをオプション付きでお得に買える「HHKBスターターキット」を期間限定で発売 (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年