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レビュー
» 2015年07月22日 16時27分 公開

フラッグシップの実力を検証:まさにモンスター級の“全部入り”無線LANルータ「WXR-2533DHP」徹底レビュー (2/3)

[瓜生聖(撮影:矢野渉),ITmedia]

4×4外付けアンテナの圧倒的存在感――WXR-2533DHP

 バッファローの無線ルータ「WXR-2533DHP」は802.11acに対応した、フラッグシップモデルだ。本体にも「4×4」と書かれているとおり、送受信とも4本のアンテナを搭載している。これらのアンテナは直列に配置されており、両端の距離は26センチほどもある。当然、本体自体もかなり巨大になっている。

 これだけのサイズだとかなりの存在感がある。それを意識してか、WXR-2533DHPのデザインはリビングでも悪目立ちをしない、つや消しブラックを基調としたシックなものになっている。ランプ類も白色LEDを使用し、落ち着きのある印象だ。場所はとるものの、壁掛け、縦置き、横置きの3種類の設置方法が可能なので、設置場所に応じて置き方を選べる。

WXR-2533DHPは巨大ながらシックなデザイン

つや消しブラックの中に控えめなBUFFALOロゴ。縦置き前面はシルバーのストライプがアクセントになっている。そこに白色LEDのインジケータが灯る

左側面のスイッチとポート類。赤いボタンは順にAOSSボタン、GUESTボタン。ボタンにエンボスでの記載はあるものの、見分けづらい。USB 3.0ポートはNAS機能で使用する。

右側面には電源ボタンのほか、INTERNET端子とLAN端子×4。ルータ機能を使わないAPモードではINTERNET端子もLAN用として使用できる

本体背面。1.4GHzデュアルコアCPUの排熱のために多数の穴が設けられている

 今まで見てきたように、802.11acの機能において重要な意味を持つのが複数のアンテナだ。WXR-2533DHPでは内蔵ではなく、可動式の外付けアンテナが採用されている。アンテナには指向性があり、立てると水平方向に、倒すと垂直方向に電波が飛びやすくなるという特性がある。

 そのため、同じフロア内で利用する場合には、アンテナを垂直に立てた上で角度をつけて広げる、異なる階でも利用する場合はアンテナを水平に倒した状態で広げるなど、利用状況によって適切なアンテナ角度が異なる。WXR-2533DHPにはアンテナ設置ガイドが用意されているので、利用シーンに応じて適切なセッティングを行う。

アンテナは可動式で利用状況に応じて電波の飛び方を最適化できる

アンテナ設置ガイドはWebからダウンロード可能。4つの設置例が記載されている。角度別の型紙も用意されている

 実際に自宅にWXR-2533DHPを設置し、いくつかのポイントで802.11acでの通信速度を測定した。使用機材はAndroid搭載スマートフォンの「Xperia Z Ultra SOL24」と、無線LANアダプタ「WI-U2-433DM」を装着したWindows 8機だ。両方ともアンテナは1対のため、規格上の速度は433Mbpsだが、Xperiaはビームフォーミング非対応、WI-U2-433DMは対応、という違いがある。測定にはiPerfを使用した。

 結果としては障害物がない環境であれば、同一部屋だとパフォーマンスにはほとんど影響しない。障害物があるところではビームフォーミングによるパフォーマンスの向上が見られる。ただし、廊下を隔ててさらに別の部屋など、回り込みの多い場所ではよい効果は得られなかった。

リビングにおいたWXR-2533DHPの通信速度を7つのスポットから測定した

遮へい物がある場合のWI-U2-433DMのパフォーマンスが高い

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