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» 2015年09月22日 02時00分 公開

Apple Watchの真の実力が開花する――「watchOS 2.0」を林信行が解説クールな新色で秋冬の最もホットなアイテムに(3/5 ページ)

[文:林信行、撮影協力:高野晃輔,ITmedia]

過去や未来の瞬間を切り出すトラベル

 watchOS 2.0で次に気に入っている機能は、「タイムトラベル」。時計のリュウズ(デジタルクラウン)にこんな使い方があるなんて考えてもみなかった画期的な機能だ。

 リュウズを先に進めると、時計の指す時間がどんどん進んでいて、1時間後、2時間後の自分の予定や天気が表示される。

watchOS 2.0の新機能「タイムトラベル」。デジタルクラウンを回すと時計の時刻が進み(戻り)それと連動して予定や株価、天気などの情報も切り替わる

 標準のコンプリケーションでは日付、世界時計(他の都市の時間)、カレンダー、日の出と日の入り、株価、天気、月の位相といった項目が対応している。

モジューラーと呼ばれる盤面で紹介されることが多いタイムマシーン機能だが、コンプリケーション表示を設定した盤面であれば、基本的にどの盤面でも利用できる

 時計の針をどんどん進めていくと、それにあわせてコンプリケーションに表示される予定や気温が変わっていくのが面白い。

 「そうか、明日の最初の予定が始まる9時ごろから、もうこんなに暑いのか、それじゃあ軽装で出かけていこう」であるとか、「そうか明日は十三夜なのか、夜、月の写真を撮るためにデジカメを持って出よう」など、ちょっとした気づきがある。

 株価など過去の情報しか表示できないコンプリケーションもあれば(そもそも未来の株価が分かったら大変なことだが)、逆に未来の情報しか表示できない「天気(予報)」のコンプリケーションなどもあって紛らわしいが、今後、他社製のコンプリケーションが増えてきたら、例えば「この時間までには電気自動車の充電が終わっているから移動を開始しよう」であるとか、「この時間からだと駐車料金が安くなるから、少しだけ寄り道をしてから車を停めよう」であるとか、カレンダーなどを見ても分からない「輪切りにした未来や過去の瞬間」という、Apple Watchを通してのみ得られる新しい視点から何か面白い活用法が生まれてきそうだ。

 それが何なのかまだ漠然としてはいるものの、そもそも操作として楽しいのでついついデジタルクラウンを回してしまう。

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