ココが「○」 |
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・持ち運びやすい2in1で低価格 |
・新規格のUSB Type-C採用 |
・ストレージが64Gバイトに倍増 |
ココが「×」 |
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・ノートPC時の重量が重め |
・性能はやや力不足 |
MicrosoftのSurfaceの登場以降、タブレット型PCとキーボードユニットが分離・合体することにより、ノートPCとしてもタブレット型PCとしても利用可能な「2in1」タイプの製品の人気が高まっている。日本HPの「HP Pavilion x2 10-n000」も、こうした2in1モデルだ。その実力を検証してみよう。
同社は昨年に同じ10.1型ディスプレイ搭載した2in1製品「HP Pavilion x2 10」を出しており、HP Pavilion x2 10-n000はその後継モデルに相当する。本製品の特徴は、2in1タイプでありながらAtom系プロセッサを主体とした構成により、本体価格が抑えられている点だ。
今回紹介するオフィススイートなしの直販HP Directplusモデル「10-n009TU」では、キーボード部分となるキーボードドックを含めて4万9800円(税別)という低価格で購入できる。
まずは外観からチェックしてみたい。10.1型のタブレット部分は、本体サイズが約265(幅)×175(奥行き)×10.0(厚さ)ミリで重さは約600グラム。前モデルと同じ重さを維持しつつも、本体サイズは縦横、厚みともに前モデルよりも微妙に大型化している。
液晶ディスプレイはIPSタイプで解像度は1280×800ピクセル。低価格モデルということもあり、解像度はさほど高くないが視野角は広く、どの角度からも画面上の情報が読み取れる。今回の試用機はサンセットレッドカラーだ。プラスチック製のボディながら、メタリック風の仕上げで、ぱっと見では低価格製品に見えない高級感がある。
キーボードドック取り付けたときにタブレットの右側にあたる部分には、音声調整ボタンとWindowsボタンの機能を持つ物理ボタンが用意されている。場所的に誤動作しやすいかと思ったが、各ボタンはしっかりと押し込まないと機能しない仕組みで問題ない。
インタフェースは、microSDメモリースロット、Micro HDMI出力、充電用のUSB Type-C(USB 2.0)、フルサイズのUSB 2.0×1が用意されている。USBポートが2.0なのは残念なところだが、充電用端子はUSBコネクタの新規格である「Type-C」だ。コネクタの形状からどちらの向きでも装着可能なほか、電力供給容量も強化された。左側面にはヘッドフォン出力、タブレットで上面にあたる部分には電源ボタンがある。スピーカーは左右に配置されている。
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