デルは10月20日、2015年PC秋冬モデルとして15型モバイルノートPC「New XPS 15」と、13.3型モバイルノートPC「New XPS 13」の計2モデルを発表した。DELLの直販サイトで同日より発売し、価格はNew XPS 15が16万9980円、New XPS 13が14万4980円から(いずれも税別、送料込)。量販店モデルは11月中旬発売予定で、価格はオープン。
従来モデルの「XPS 13」を踏襲し、そのままボディを大きくしたデザイン。ディスプレイのベゼルが極めて狭い「Infinity Edgeディスプレイ」を搭載し、世界最小の15インチノートPCをうたう。
最上位の「プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」モデルは、タッチ対応の4K(3840×2160ピクセル)光沢ディスプレイを搭載する。「スタンダード」モデルはフルHD(1920×1080ピクセル)の非光沢液晶ディスプレイとなる。いずれもIGZO IPSパネルによって最大170度の視野角を確保し、Adobe RGB色域カバー率は100%だ。
プロセッサとして第6世代(開発コード名:Skylake)のCore i5-6300HQ(4コア4スレッド、2.3GHz/最大3.2GHz、3次キャッシュ6Mバイト)/Core i7-6700HQ(4コア8スレッド、2.6GHz/最大3.5GHz、3次キャッシュ6Mバイト)を搭載し、メモリは8/16Gバイト、ストレージは1TバイトHDD+32Gバイトキャッシュ/512GバイトSSD(PCIe)となる(前者はスタンダードモデル、後者はプラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネルモデル)。
グラフィックスはいずれもNVIDIA GeForce GTX 960M(2Gバイト GDDR5)を搭載する。バッテリー駆動時間は最大10時間で、各ポートは充電やデータ転送に用いるThunderbolt 3 with USB 3.1 Type-C、USB 3.0×2、SDメモリーカードスロット、HDMI出力、音声入出力を備える。ワイヤレス機能はIEEE 802.11a/b/g/n/acとBluetooth 4.1に対応。本体サイズは357(幅)×235(奥行き)×11〜17(高さ)ミリ、重量は約2キロだ。
こちらも従来モデルの「XPS 13」と同等のデザインながら、新色のゴールドが追加され、シルバーと合わせて計2色のカラーバリエーションとなった。「Infinity Edgeディスプレイ」により前回同様、世界最小の13型ノートPCをうたう。
最上位の「プラチナ・QHD+タッチパネル」モデルは、タッチ対応のQHD+(3200×1800ピクセル)光沢液晶ディスプレイを搭載する。「プレミアム」モデルと「スタンダード」モデルは、フルHD(1920×1080ピクセル)の非光沢液晶ディスプレイとなる。いずれもNew XPS 15同様、IGZO IPSパネルによって最大170度の視野角を確保した。ただし、Adobe RGB色域カバー率は72%、コントラスト比は1000:1となる。
主なスペックは、スタンダードモデルとプレミアムモデルが第6世代(開発コード名:Skylake)のCore i5-6200U(4コア8スレッド、2.3GHz/最大2.8GHz、3次キャッシュ3Mバイト)、プラチナモデルとプラチナ・QHD+タッチパネルモデルがCore i7-6500U(2コア4スレッド、2.5GHz/最大3.1GHz、3次キャッシュ4Mバイト)を搭載する。
メモリとストレージは、スタンダードモデルが4Gバイト、128GバイトSSD(PCIe)で、他モデルが8Gバイト、256GバイトSSD(PCIe)となる。グラフィックスはいずれも内蔵のIntel HD Graphics 520だ。
バッテリー駆動時間は最大18時間、各ポートは充電やデータ転送に用いるThunderbolt 3 with USB 3.1 Type-C、USB 3.0×2、SDメモリーカードスロット、音声入出力を備える。ワイヤレス機能はIEEE 802.11a/b/g/n/acとBluetooth 4.1に対応。本体サイズは304(幅)×200(奥行き)×9〜15(高さ)ミリ、重量は約1.2キロだ。
タッチ対応の4K(3840×2160ピクセル)ディスプレイを備えた12型2in1モデルの「New XPS 12 2-in-1 Laptop」は今回発表されなかったが、デル担当者によれば日本にも2016年初旬に投入予定という。続報に期待したい。
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