El Capitanの「ライブ変換」ならテキスト入力がスマートになる?OS X "El Capitan" Tips

» 2015年10月28日 11時00分 公開
[ITmedia]

 長文を入力するとき、途中の変換がうまくいかずに書き直しになると、大きなため息が出てしまいますよね。OS Xの「El Capitan」は、そんなあなたのため息の回数を大幅に減らしてくれるかもしれません。

 新しく追加された「ライブ変換機能」は、ただ長文を入力していくだけで、適切な言葉へと文字列を自動的に変換してくれます。これまでのように、文字をタイプしてスペースバーで漢字などに変更し、Enterで確定といった動作を繰り返す必要はありません。El Capitanをインストールするとデフォルトで設定されている機能なので、使うために特にすることはなく、本当にただ文章を打つだけです。

El Capitanのライブ変換機能 El Capitanの「ライブ変換」機能

 下の画像の文章は、実際に一度もスペースキーで変換せずに入力したもので、全く問題なく変換できています。入力して最初のほうは誤変換も目立ちますが、そのまま長文を入力していくと、前後の文脈を自動判断してくれて、より正しい変換内容に書き換わっていきます。

El Capitanのライブ変換機能 画面では分かりづらいですが、スペースバーを押さなくても、長文を入力したそばから自動的に漢字へ変換されていっています

 もちろん、このライブ変換は完全に意図した通りの変換結果になるとは限りません。また、Macでもハードウェアスペックが非力な旧機種などでは変換処理が重く感じられることもあります。

 というわけで、今まで通り手動で変換内容を完全にコントロールしたい場合、ライブ変換機能をオフにすることもできます。「設定」→「キーボード」→「入力ソース」で設定画面が開くので、ここでオン/オフを切り替えましょう。

ライブ変換の設定メニュー ライブ変換の設定メニュー

 現状では賛否両論があるライブ変換ですが、英語の入力に比べて何かと手間がかかる日本語の変換作業を省力化する新しい試みとして、今後の進化も含めて注目の機能と言えます。


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