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即戦力の「ドキュメントスキャナ」を利用シーンごとに選んでみた(A4据え置きモデル編):SOHO/中小企業に効く「ドキュメントスキャナ」の選び方(第3回)(1/2 ページ)

» 2015年11月10日 09時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

←・SOHO/中小企業に効く「ドキュメントスキャナ」の選び方(第2回):思わぬ差が出る「ドキュメントスキャナ」選びのポイント

つまり……どれを選べばいいの?

 第1回と第2回では、ドキュメントスキャナの基本から特徴的な機能までを一通り紹介してきたが、今回はA4据え置きタイプの注目機種を一通り紹介する。

A4据え置きタイプ 写真はA4据え置きタイプのPFU「ScanSnap iX500」

 なお本稿では、Windows環境での利用を前提に各製品を紹介している。大抵の製品はMacにも対応しているが、中には特定の機能が利用できない場合もある。Macでの利用を考えている場合は目的の機能がきちんと使えるか、購入前に製品ページなどで確認することをおすすめする。

A4サイズ(個人/SOHO向け)

 まずは個人/SOHOユーザーを主なターゲットに据えた製品を紹介する。いずれも家電量販店で入手が可能で、価格帯が数万円以下の製品だ。最近は無線LANに対応した製品が増え、無線でPCやスマートフォン、タブレットと接続できるのが法人向け製品との大きな違いだ。カラー300dpi設定時の読み取り速度(公称値)は、平均毎分20〜30枚であることが多く、モノクロでは差も見られる。

PFU「ScanSnap iX500」

 定番中の定番といえるのが、PFU「ScanSnap iX500」だ。本を裁断してデータ化する、いわゆる「自炊」をはじめとした個人用途からSOHOユースに至るまで、ユーザーに絶大な人気を誇るモデルだ。

 最大50枚の原稿を同時にセットできるので使い勝手が高く、連携サービスの種類も多い。300dpiでの読み取り速度はカラー/モノクロとも毎分25枚だ。さらに、e文書法に対応した読み取りモードが用意されているのもSOHOユースで利点となるだろう。一方で、TWAINに対応しないことから、画像処理ソフトなどから機能を呼び出すことができない点は注意する必要がある。実売価格は4万5000円前後(税込)。

キヤノン「DR-C225W」

 これに対抗するのが、キヤノン「DR-C225W」だ。原稿の同時セット可能枚数は30枚にとどまるが、読み取った原稿が手前上にUターンする機構を備えており、給排紙トレイを展開した状態でも奥行きがわずか235ミリと、設置スペースがコンパクトで済む。300dpiでの読み取り速度はカラーが毎分15枚、モノクロが毎分25枚だ。

 また、PDFやJPGなど一般的なドキュメントスキャナが対応しているフォーマットに加えて、PNG、BMP、TIFF、さらにはPPTにも対応しているのも利点だ。実売価格は3万5000円前後(税込)。

DR-C225W キヤノン「DR-C225W」

エプソン「DS-560」

 エプソン「DS-560」は、色や外観、寸法などScanSnap iX500に非常によく似た製品だが、オプションのネットワークインタフェースユニットを組み合わせることでワークグループ内でスキャナの共有が可能だ。マルチドロップアウトカラーやダブルイメージ出力、色強調、パンチ穴除去など、法人を意識した機能も多数備える。

 同時セット可能枚数は50枚、300dpiでの読み取り速度はカラー/モノクロとも毎分26枚だ。実売価格は4万円前後(税込)。本製品とほぼ同じスペックで無線接続に対応しない「DS-510」もある。

DS-560 エプソン「DS-560」

エプソン「DS-860」

 同時セット可能枚数80枚、さらに300dpiでのカラー/モノクロ読み取り速度がともに毎分65枚と、このクラスの製品の中では圧倒的なスペックを誇るのが、エプソン「DS-860」だ。前述のDS-560と同様、オプションのネットワークインタフェースユニット(税別3万円)によるスキャナの共有に対応し、マルチドロップアウトカラーをはじめとする補正機能も備える。

 ただし無線接続には対応せず、また価格は10万円オーバーと高価。個人/SOHO向け製品と位置付けられているが、実質的には後述する法人向け製品と同じグループに含められるべき製品と言える。実売価格は11万円前後(税込)。

DS-860 エプソン「DS-860」

ブラザー「ADS-2500W」

 本体に大画面タッチパネルを搭載し、スキャナ本体側で読み取り設定を行えるのがブラザー「ADS-2500W」だ。USBに加えて有線と無線のネットワーク接続にも対応し、本体のUSBポートに接続したUSBメモリにスキャンデータを直接保存する機能も備えるなど、PCレスでの運用にも対応する。同時セット可能枚数50枚で、300dpiでのカラー/モノクロ読み取り速度はともに毎分24枚。基本スペックは他社製品とほぼ同等だ。実売価格は2万5000円前後(税込)。タッチパネルを省いてUSB接続に限定した「ADS-2000」もある。

ADS-2500W ブラザー「ADS-2500W」
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