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» 2015年11月10日 09時00分 公開

SOHO/中小企業に効く「ドキュメントスキャナ」の選び方(第3回):即戦力の「ドキュメントスキャナ」を利用シーンごとに選んでみた(A4据え置きモデル編) (2/2)

[山口真弘,ITmedia]
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A4サイズ(法人向け)

 続いて以下に紹介するのは、各社が法人用のラインアップとして位置付けている製品である。

 法人向け製品の多くに共通する特徴は読み取りが高速な点だ。一部の例外を除き、300dpiカラー設定でも毎分40〜60枚の読み取りは当たり前。製品によっては毎分80〜100枚という高速読み取りが可能な製品もあり、これは個人/SOHO向け製品の2〜3倍にもあたるスピードだ。大量の書類をデータ化したい場合、導入コストが多少かかっても、これらの製品をチョイスしておけば生産性の向上に直結する。

 またバーコード読み取りやマルチストリームなど、法人向けならではの機能を備えた製品も多い。フラットベッドスキャナの機能を兼ね備えた製品もあり、自動給紙機構(ADF)を通過できない厚みのある紙などでも効率よくデータ化できる。ただし個人/SOHO向け製品に比べると価格は高く、10万円オーバーは当たり前であるほか、Macに対応していない割合も多いので、Win/Mac混在環境での利用を考えている場合は事前に確認を怠らないようにしたい。

PFU「fi-7180」

 読み取り速度が毎分80枚というスピードを誇るのが、PFU「fi-7180」だ。外観は一般的なドキュメントスキャナと変わらないが、読み取りが高速であることに加えて、同時セット可能枚数は80枚と多い。また付属のユーティリティ「PaperStream Capture」を用いることでバッチスキャンにも対応する。ScanSnapシリーズでは非対応のTWAINにも対応している。実売価格は14万円前後(税込)。読み取り速度が毎分60枚で価格を抑えた「fi-7160」もある。

fi-7180 PFU「fi-7180」

PFU「fi-7280」

 PFU「fi-7280」は、前述のfi-7180にフラットベッドスキャナを合体させた、特殊な形状のモデルだ。冊子の原稿はフラットベッド、それ以外の原稿はADFと、原稿の種類に応じて2つの読み取り方法を使い分けられる。300dpiでのカラー/モノクロ読み取り速度が毎分80枚、ADFの同時セット可能枚数が80枚という仕様は、前述のfi-7180と同等だ。実売価格は22万円前後(税込)。こちらも読み取り速度を毎分60枚に落として価格を下げたモデル「fi-7260」が用意されている。こちらの実売価格は14万円前後(税込)。

fi-7280 PFU「fi-7280」

キヤノン「DR-C240」

 ボディの形状が異なる複数の製品をラインアップしているのがキヤノンだ。オーソドックスな形状の「DR-C240」は、300dpiでのカラー読み取り速度こそ毎分20枚と速くはないが、モノクロは毎分45枚を確保する。同時セット可能枚数は60枚と、個人/SOHO向け製品に比べて余裕があり、かつ実売価格は4万5000円前後(税込)と、法人向けモデルの中ではリーズナブルな価格を実現しており、個人/SOHOでも導入しやすいだろう。

 キャリアシートを用いてパスポートなどのスキャンに対応するのも特徴の1つだ。同じキヤノン製品では、読み取り速度が毎分50枚でMacにも対応した「DR-M160II」もあるが、こちらは実売価格が11万円前後とやや値が張る。

DR-C240 キヤノン「DR-C240」

キヤノン「DR-6010C」

 さらにワンランク上、300dpiでのカラー/モノクロ読み取り速度がともに毎分60枚、同時セット可能枚数が100枚というハイスペックモデルが「DR-6010C」だ。実売価格は20万円台後半と値は張るが、多数の原稿をスピーディに処理したい用途に向く。ただし1000ミリを超える長尺原稿やエンボスカードなどは非対応である点には注意したい。

 形状こそ異なるが、こちらも前述のDR-M140と同じく前面から給紙排紙を行う構造なので、立ち上がらずに原稿のセットや交換が容易に行えるのも利点だ。

DR-6010C キヤノン「DR-6010C」

エプソン「DS-7500」

 フラットベッドスキャナにADFを搭載した独特の形状のスキャナが、エプソン「DS-7500」だ。前述のPFU fi-7280はADF搭載スキャナとフラットベッドスキャナをそのまま合体させたかのような外観だったが、こちらはフラットベッドスキャナをベースにADFを上部に追加したフラットベッド寄りの外観が特徴だ。300dpiでのカラー/モノクロ読み取り速度はともに毎分40枚、オプションを利用することでネットワーク接続にも対応する。実売価格は28万円前後(税込)。

 読み取り速度が毎分25枚とややスペックが低い代わりに実売価格を落とした「DS-6500」もラインアップされている。こちらは実売価格が12万円前後(税込)。

DS-7500 エプソン「DS-7500」

・→SOHO/中小企業に効く「ドキュメントスキャナ」の選び方(第4回):即戦力の「ドキュメントスキャナ」を利用シーンごとに選んでみた(A3モデル/モバイルモデル編)

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