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即戦力の「ドキュメントスキャナ」を利用シーンごとに選んでみた(A3モデル/モバイルモデル編)SOHO/中小企業に効く「ドキュメントスキャナ」の選び方(第4回)(1/3 ページ)

» 2015年11月20日 20時30分 公開
[山口真弘ITmedia]

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A3原稿を半折りせずに読み取れるおすすめドキュメントスキャナは?

 大量の書類をまとめてセットでき、両面を同時に読み取れる「ドキュメントスキャナ」の選び方を紹介する本連載。第4回目は、前回に引き続き、各社のおすすめモデルを紹介する。今回は図面などの読み取りに適したA3対応モデルと、前回紹介しきれなかったA4のモバイル対応製品について取り上げよう。

 本文中で紹介する読み取り速度は、いずれもA4サイズの原稿を「カラー300dpi」で読み取った場合の公称値となるが、一部の製品では非公開のため、個別に注釈を付与している。

 なお、紹介している各機能はWindowsでの利用を想定しているので、Macでの利用を考えている場合は、目的の機能がきちんと使えるか、購入前に予め製品ページなどで確認することをおすすめする。特に法人向けモデルでは、Mac非対応の傾向が強いので注意が必要だ。

A3サイズ対応モデルの選び方

 まずはA3サイズのスキャンに対応したモデルを見ていこう。前回紹介した据置型のA4対応モデルでも、A3サイズの原稿を半分に折りたたむことで1枚ずつスキャンが可能な製品が存在したが、ここで紹介するのはA3サイズの原稿を半折りすることなくセットし、一括で読み取れるモデルだ。

 それゆえ本体サイズはA4対応モデルに比べてかなり大きく、また価格も20万円以上と、A4対応モデルに比べると値が張るのが一般的だ。ちなみにいずれも法人向けの製品である。

PFU「fi-5530C2」

 背面からADFに給紙して前方に排出する、オーソドックスなドキュメントスキャナの形状を持つのが、PFU「fi-5530C2」だ。読み取り速度は毎分50枚だが、これは200dpiにおける公称値であり、300dpiではこれより遅くなるものとみられる。

 一方で同時セット可能枚数は100枚と多く、また同社のScanSnapシリーズと異なりTWAINに対応しているのも利点だ。対応する原稿の厚みが52〜127グラム/平方メートルと他の製品に比べて限られており(ちなみにScanSnap iX500は40〜209グラム/平方メートル)、厚紙などのスキャンが苦手なことには注意したい。

PFU「fi-5530C2」。実売23万円前後(税込み)

PFU「fi-6670」

 PFU「fi-6670」は、読み取り速度が毎分80枚、同時セット可能枚数が200枚というハイスペックモデルだ。設置場所に応じてスキャナの向きを左右にスイングできる機能を搭載しており、操作パネルがスキャナの両側面に配置されているのが特徴。

 TWAINに対応するのはもちろんのこと、バッチスキャンにも対応する。ただしそのハイスペックゆえ、実売価格は50万円前後と、他のモデルに比べるとかなり高価。読み取り速度の早さなどを重視する人向けの製品と言えるだろう。

PFU「fi-6670」。実売50万円前後(税込み)

エプソン「DS-70000」

 エプソン「DS-70000」は、前回紹介したA4モデル「DS-7500」のA3対応版にあたり、フラットベッドスキャナをベースにADFを上部に追加した、フラットベッドに近い外観が特徴だ。

 読み取り速度は毎分70枚、ADFの同時セット可能枚数は200枚と、かなりのハイスペック。オプションを利用することでネットワーク接続に対応するといった特徴は「DS-7500」と同じ。読み取り速度が毎分40枚と若干遅い代わりに実売価格を落とした「DS-6500」もラインアップされている。

エプソン「DS-70000」。実売29万円前後(税込み)

キヤノン「DR-M1060」

 キヤノン「DR-M1060」は、前回紹介したA4モデル「DR-M140」のA3対応版にあたり、原稿を手前にセットし、スキャン時にUターンさせて上部に排出する独特の構造を採用している。

 薄型フラットなボディはオフィスでじゃまになりにくいほか、給紙排紙とも前面のため、席から立ち上がらずに原稿のセットや交換が容易に行え、かつストレート排紙に切り替えることで厚紙のスキャンにも対応する。

 なるべくコンパクトな設置スペースでA3サイズをスキャンしたい場合、候補の筆頭に上がってくる製品だ。読み取り速度は毎分40枚、同時セット可能枚数は60枚となっている。

キヤノン「DR-M1060」。22万円前後(税込み)

キヤノン「DR-6030C」

 キヤノン「DR-6030C」は、前回紹介したA4モデル「DR-6010C」のA3対応版にあたり、読み取り速度が毎分80枚、同時セット可能枚数が100枚というハイスペックモデルだ。

 前面から給紙排紙を行う構造なので、立ち上がらずに原稿のセットや交換が容易に行えるのも利点で、多数の原稿をスピーディに処理したい用途に向く。ただし実売価格は40万円台前後とやや値が張るほか、1000ミリを超える長尺原稿やエンボスカードに非対応である点は注意したい。

キヤノン「DR-6030C」。35万円前後(税込み)
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