日本マイクロソフトは11月12日、東京・恵比寿で「Surface Pro 4発売記念&アンバサダーキックオフイベント」を開催した。SurfaceユーザーやSurfaceに興味がある人が対象の「Surfaceアンバサダープログラム」に登録している人の中から抽選で選ばれた約50人が参加した。
イベントでは、発売を迎えたばかりの「Surface Pro 4」をいち早く体験できたほか、特別ゲストやエバンジェリストによるトークセッションなどが行われた。
冒頭に登壇した日本マイクロソフト Surface&PCハードウェア戦略本部長の三野達也氏は、「Surface Pro 4が発売を迎え、家電量販店などからは好調な売れ行きとの報告を受けている。今回、Surfaceの魅力を世の中に広めていただけるアンバサダーの皆様とキックオフイベントが開催できることをとても嬉しく思っている」と挨拶した。
三野氏によれば、日本マイクロソフトが木曜に発売日を設けることはあまりなく、Surface Pro 4も本来であれば11月13日(金)に発売予定だったという。なぜ11月12日(木)発売したのかというと、「英語圏の多くで縁起が悪いとされる13日の金曜日だったから」というエピソードも語られた。
イベントの中盤には、普段からSurfaceを愛用しているというイラストレーターのJB style氏やチームラボの堺大輔氏、画家のフランキースィーヒ氏が特別ゲストとして登場。それぞれがSurfaceで気に入っているポイントなどを紹介した。このセッション中にJB style氏は、Surface Pro 4とSurfaceペンを使ってイラストを15分程度で描くという技を披露。会場からは「スゴイ!」と歓声が上がった。
イベント後半には、日本マイクロソフト エバンジェリストの高橋忍氏が、Surface Pro 4の魅力を軽快に解説した。パワーポイントに埋め込まれたSurface Pro 4の紹介映像を再生しながら画面上にSurfaceペンで文字を書き込むテクニックを実演し、「絵が描けなくてもいい。パワーポイントでペンを活用すればプレゼンはもっとうまく見える」と、ペンが直感的に使える魅力を語った。
また、Surface Pro 4に付属するSurfaceペンは、ペン先を種類が異なるものに交換できるオプションが用意されているが、高橋氏によると字を書くときは2H、絵を書くときにはBが面白いという。
「ユーザーのわがままに合わせてSurfaceは進化を重ねてきた。新6世代のSkylakeも非常に良い物で、Surface Pro 3ユーザーはSurface Pro 4を1時間以上使ってはいけない。悲しくなるくらい速く、気持ちよくなっており、絶対に欲しくなる」(高橋氏)と、Surface Pro 3のユーザーが多い会場に向けてアピールした。
Windows 10で利用できるマイクロソフトの音声対応パーソナルアシスタント「Cortana」(コルタナ)も日本語で実演。一部音声が実際に使われる声優のボイスに変更されており、より自然な発音を確認できた。高橋氏が「お父さんは誰?」と尋ねると、「厳密に言えば、ビル・ゲイツです。大したことではないですよ」と、ユーモア溢れる回答に会場は笑いに包まれた。
日本語版コルタナは、11月13日に公開されたWindows 10初の大型アップデート「November Update」にて正式版にも実装された。
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