通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/acの無線LAN、Bluetooth 4.0を内蔵。本体にはフルサイズのUSB 3.0ポート、Mini DisplayPort出力、microSDカードスロット、ヘッドセット端子、Type Cover用ポート、充電用のSurface Connect、Dolby Audio対応のステレオスピーカー、そして照度センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、地磁気センサーを備えている。インカメラは有効500万画素、アウトカメラは有効800万画素だ。
Surface Pro 3との違いでは、カメラ機能の強化が大きい。インカメラは奥行き情報を取得できる赤外線センサーも備えており、これによってWindows 10の新機能「Windows Hello」に対応し、手軽でセキュアな顔認証によるログオン操作が可能となった。アウトカメラは500万画素から800万画素に強化され、オートフォーカスに対応している。細かいところでは、Windowsボタンが省略されたほか、音量ボタンの位置が上面へと変更された。
インタフェースはタブレットとしては十分な内容だ。フルサイズのUSB 3.0を搭載しているため、他のPCとの親和性もよく、使いやすい配置に搭載している。
ただし、最新のUSB Type-Cコネクタの搭載は見送られた。また、USBポートが1基のみであることやフルサイズのSDメモリーカードスロットがないことは多くのノートPCとは異なる。Bluetoothを活用したり、USBハブを利用することで対応はできるが、ノートPC代わりに使うことを想定している場合は注意が必要だ。
なお、詳しくは次回以降で触れるが、純正アクセサリとして4基のUSB 3.0ポートと2基のMiniDisplayPort出力、そして有線LANポートを装備するドッキングステーション「Surfaceドック」も用意されている。机上ではこちらを活用するのも手だ。
Surface Pro 4/Surface Pro 3/Surface 3のインタフェース/ボタン比較 | |||
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製品名 | Surface Pro 4 | Surface Pro 3 | Surface 3 |
無線LAN | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
LTE | − | − | 4G LTE |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 |
USBポート | USB 3.0×1 | USB 3.0×1 | USB 3.0×1 |
ディスプレイ出力 | Mini DisplayPort | Mini DisplayPort | Mini DisplayPort |
メモリーカード | microSDメモリーカード | microSDメモリーカード | microSDメモリーカード |
Webカメラ(イン) | 500万画素、Windows Hello対応 | 500万画素 | 350万画素 |
Webカメラ(アウト) | 800万画素(1080p)、オートフォーカス対応 | 500万画素 | 800万画素(1080p)、オートフォーカス対応 |
サウンド | ヘッドセット(3.5ミリ) | ヘッドセット(3.5ミリ) | ヘッドセット(3.5ミリ) |
スピーカー | ステレオスピーカー | ステレオスピーカー | ステレオスピーカー |
DC入力 | Surface Connect(ドッキングステーション端子兼用) | Surface Connect(ドッキングステーション端子兼用) | Micro USB(USB 2.0データ通信対応) |
Type Cover | Type Cover用ポート | Type Cover用ポート | Type Cover用ポート |
ボタン | 電源、音量 | 電源、音量、Windows | 電源、音量、Windows |
Surface Pro 4のCore i7モデルとCore i5モデルは36ワット仕様、Core m3モデルのみ24ワット仕様のアダプターが付属する。給電用のUSBポート(5ボルト/1.0アンペア)を備えており、スマートフォンなどを別途充電できるのは便利だ。
36ワット仕様のアダプターは、本体部分がSurface Pro 3と共通で、DCケーブルのみ形状が異なる。実測サイズは50(幅)×90〜100(奥行き)×22(高さ)ミリ、実測での重量が205グラム(DCケーブル込み)とスリムで軽量だ。ただし、DCケーブルは付け根の突起が少し長い(実測で約10ミリ)ほか、ACケーブルも装着するとコネクタ部分がかなり張り出してしまい、若干スマートさに欠ける。
本体との接続は、独自の細長い端子「Surface Connect」で行う。マグネット式プラグになっているので、ケーブルに一定以上の力がかかるとスムースに外れる。つまり、ケーブルを足でひっかけるなどして強く引っ張られるような場合でも、本体がケーブルと一緒に引っ張られてデスクから落下したり、断線したり、コネクタが破損してしまうような心配は少ない。
なお、前述のSurfaceドックもこのSurface Connectに接続する仕組みだ。
Surface Pro 4/Surface Pro 3/Surface 3のACアダプター比較 | |||
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製品名 | Surface Pro 4 | Surface Pro 3 | Surface 3 |
実測サイズ(幅×奥行き×高さ) ※突起部含む | 50×90〜100×22ミリ | 50×90〜100×22ミリ | 37×52×29ミリ |
ACアダプターのみ実測重量 | 157グラム | 158グラム | 62グラム |
ACアダプター+DCケーブル実測重量 | 205グラム | 200グラム | 112グラム |
AC入力 | 100〜240ボルト | 100〜240ボルト | 100〜240ボルト |
ACケーブル | 2ピン | 2ピン | プラグじか付け |
DCケーブル | じか付け | じか付け | USB |
出力仕様 | i5モデル:36ワット 12ボルト/2.58アンペア、5ボルト/1.0アンペア(USB) | 36ワット 12ボルト/2.58アンペア、5ボルト/1.0アンペア(USB) | 13ワット 5.2ボルト/2.5アンペア |
DCコネクタ | 独自(Surface Connect) | 独自(Surface Connect) | Micro USB |
DCコネクタ位置 | 右側面下部 | 右側面下部 | 右側面下部 |
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