Surface Pro 4 Type Coverのキーボード手前には左右ボタン一体型のクリックパッドを搭載している。Windows 10標準のジェスチャー機能に対応した「高精度タッチパッド」仕様となっており、2本指のスクロールや2本指の開閉によるズーム操作、3本指タップでの「Cortana」起動、3本指上スワイプでのタスクビュー表示など、さまざまな機能が利用できる。
以前から独自のデバイスドライバを導入してこうしたジェスチャー機能を使えるようにしているノートPCも多いが、高精度タッチパッドとWindows 10の組み合わせによるレスポンス、操作感はそれらとは段違いにスムーズで快適だ。
タッチパッドの面積は実測で101(横)×53(縦)ミリと従来よりも広めに確保されていて使いやすく、パッド表面の滑りも非常によい。パッド一体型ボタンの使い勝手も問題ないレベルだ。Windows 10の新機能の便利さを実感できる仕上がりと言える。
なお、Surface Pro 3、Surface 3のType Coverも、少し面積は小さめながら、同じく高精度タッチパッドを装備している。
Surface Pro 4/Surface Pro 3/Surface 3のType Coverタッチパッド比較 | |||
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製品名 | Surface Pro 4 | Surface Pro 3 | Surface 3 |
タッチパッドサイズ(実測) | 101(横)×53(縦)ミリ | 88(横)×43(縦)ミリ | 71(横)×37(縦)ミリ |
ボタン | 2ボタンパッド一体型 | 2ボタンパッド一体型 | 2ボタンパッド一体型 |
短評 | 高精度タッチパッド | 高精度タッチパッド | 高精度タッチパッド |
なお、Surface Pro 3 Type Coverとは相互に互換性があり、Surface Pro 4でSurface Pro 3 Type Coverを使うことや、Surface Pro 3でSurface Pro 4 Type Coverを使うこともできる。これから購入するのであれば、断然Surface Pro 4 Type Coverをおすすめするが、既にSurface Pro 3とSurface Pro 3 Type Coverを持っているのであれば、Surface Pro 4 Type Coverのみ買い替える選択肢も用意されているのはありがたい。
純正アクセサリとしては、ドッキングステーションも大きく仕様が変わった。Surface Pro 3のドッキングステーションは本体と合体するスタンドを兼ねた大きなものだったが、新しいドッキングステーションの「Surfaceドック」は、コンパクトな外付けタイプとなった。ACアダプターと同じ端子(Surface Connect)を使って接続する。
Surfaceドックのサイズは約130(幅)×60(奥行き)×30(高さ)ミリで、重量は約550グラム(実測で597グラム)とずっしり重い。複数のケーブルを接続した際にぐらつかず安定するよう、あえて重くしているのだろう。電源は内蔵しておらず、別途ACアダプターを接続して利用する仕様だ。このACアダプターは突起部以外はSurfaceドックと全く同じサイズで、スタックして使うと見た目にもすっきりする。
搭載するインタフェースは、表面にUSB 3.0が2基、背面にも2基のUSB 3.0があり、Mini DisplayPortが2基、音声出力端子(35ミリ)、1000BASE-Tの有線LAN、そしてDC入力と、なかなか充実している。できればSDメモリーカードスロットが欲しかったが、どうせ据え置きなので、USB変換アダプターなどを常時接続していても使い勝手には大差ない。
このSurfaceドックは、Surface Pro 3でも使うことが可能だ。また、従来のSurface Pro 3用ドッキングステーションもSurface Pro 4に対応しているが、本体の厚みが異なるため、厚みを調整するアダプターが用意される。
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