続いては「DS video」。NAS上の動画をスマホやタブレットで再生するためのアプリだ。NAS側に「Video Station」というアプリをインストールすると、「Video」というフォルダが作成され、その中に「movie(ムービー)」「TV show(TV番組)」「home video(ホーム ビデオ)」という3つのフォルダが作成される。この中に動画ファイルを分類保存しておけば、「DS video」を使ってスマホやタブレットでの再生が可能になるというわけだ。
再生はストリーミングのほか、ダウンロードしてオフラインで観ることもできるので、外出先で視聴したい場合はあらかじめスマホやタブレットにダウンロードしておくなど、視聴形態を自由に選べる。
前述の3つの分類に加えて、特定の動画を集めてコレクションを作ったり、お気に入りに登録したりとさまざまな分類方法が用意されており、大量の動画の中からでも目的の動画を見つけやすくなっている。
ちなみに動画関連ではこのほかにも、アプリ「メディア サーバー」をインストールすることで、DLNA対応機器からNAS内の動画を再生することも可能になるほか、Apple TVやChromecastにストリーム配信することでテレビでの視聴にも対応できる。テラバイト級の容量を持つNASは動画データの保存先としてもってこいなだけに、それを生かすための機能も実に多彩だ。

動画をリスト表示したところ。サムネイル表示への切り替えも可能なほか、フォルダ別に表示して目的の動画を探すこともできる(画面=左)。動画はストリーミング再生のほかダウンロードも可能。なおインターネット上から出演者などの情報を取得して表示する機能も用意されているが、日本国内ではあまり出番はない(画面=右)
再生画面は一般的なインタフェース。ちなみにPCで再生する際はキーボードショートカットも利用できる(画面=左)。動画は「movie(ムービー)」「TV show(TV番組)」「home video(ホーム ビデオ)」に分けて保存する仕組み(画面=右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.