また、同社はLatitudeの2in1モデルとして、12.5型の「Latitude 12 7000」シリーズと、10.8型の「Latitude 11 5000シリーズ」を発表した。
Latitude 12 7000は、CorningのGorilla Glass NBTとマグネシウム製の一体成形ボディを採用することにより、8ミリのスリムさを実現したモデル。発表会場には、Latitude 12 7000として、日本ですでに発表済みの「XPS 12」が用いられ、スリムタイプのキーボードや、バックライト機能を備えたプレミアムキーボードなども披露された。
インタフェースは、USB Type-C×2、micro SDスロット、Micro HDMIという構成で、Wi-Fiモデル以外にLTE版も投入されるとのこと。また、最上位モデルには、UltraSharp 4KウルトラHDタッチディスプレイ(3840×2160ピクセル)が搭載される。米国市場における価格は1049ドルからで、2月より市場投入する予定。
一方、「Latitude 11 5000」シリーズは、マグネシウム合金や強化ガラスの採用により、最軽量モデルの重量は707グラムを実現しているのが特徴だ。
標準インタフェースなどの詳細な仕様は明らかにされていないが、展示された製品には、USB Type-C×2、micro SDスロット、Micro HDMIと、上位シリーズのLatitude 12 7000シリーズと同様の構成だった。本シリーズも、米国市場においては2月に市場投入される予定。価格は749ドルからとなっている。
さらにDellは、同社初の有機ELディスプレイ「UltraSharp 30」を発表した。同製品は、30型の有機ELパネルを採用し、3840×2160ピクセルの4K表示をサポート。100%のAdobeRGBと97.8%のDCI-P3カラースペースをサポートするとともに、トゥルーブラック表示が可能となる40万:1のコントラスト比を実現する。
ディスプレイインタフェースには、HDMIと最大100ワットの給電をサポートするUSB Type-Cコネクタ×2を搭載し、Thunderbolt 3機器のデイジーチェーンもサポートするとのことだ。同社は本製品を第1四半期中に市場投入する計画で、米国における価格は4999ドル。
同社でオペレーション担当副会長兼クライアントソリューション部門統括社長を務めるジェフ・クラーク氏(Vice Chairman, Operation & President, Client Solutions)は、「30型の4K有機ELディスプレイは、供給が始まったばかりで高価だが、0.1msという、IPS液晶パネルなどよりも10〜20倍高速な応答速度は、ゲームユーザーにとっては代えがたいスペックだ」として、一定の需要は見込めるという見解を示す。
また、同氏はAlianwareの13型ゲーミングノートPCに有機ELパネルを採用した「Alianware 13 OLED」についても、CES期間中に正式発表する意向を示した。
このほか、Dellは、超狭額縁を実現した23.8型液晶ディスプレイの「UltraSharp Infinity Edge」や、Windows PCと、スマホやタブレットなどのAndroidデバイスのMiracastで、最大2つのデバイスの画面表示をワイヤレスで実現する23.8型液晶ディスプレイの「UltraSharp 24 Wireless」を発表している。
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