センサー系デバイス以外では、2015年も何種類かのモデルが登場したドローンの新製品が紹介された。2015年に紹介されたドローンは2種類で、1つはIntelがコンテストで募集して優秀作品となった自撮りの空撮ドローン、もう1つがRealSenseカメラを搭載して障害物を自動で避けることが可能なドローンだった。
2016年は後者の改良版にあたるYuneecの「Typhoon H」が紹介され、実際に基調講演会場に設置されたステージで実演デモが行われた。
Typhoon Hは障害物を避けるだけでなく、対象を自動追跡して内蔵の4Kカメラで撮影し、さらに倒木など障害物の移動を検知して飛行コースを変更して飛行を続ける機能が追加されている。あまり変化がないようにも思えるが、機能的には年々進化しているということだ。Typhoon Hは2016年上半期に販売される。
クルザニッチ氏は解説の途中で度々「全てはリアルなデモだ」ということを強調した。デモのために特別にチューニングされたわけではない、リアルの製品でうたっている機能がそのまま利用できることをアピールしているわけだ。
2017年に同氏がCESのステージに登壇することになれば、やはり機能強化してさらに新しいことが可能になったドローンを紹介してくれることだろう。
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