続いて、WebサービスをトリガーとしてHackeyのLEDを点滅させる組み合わせをmyThingsに登録してみよう。今回はサンプルとして「特定のTwitterアカウントがツイートしたら、HackeyのLEDを点滅させる」という組み合わせを作成する。
プリセットされた設定がないため、ゼロから作成することになるが、手順に従えばそう難しくはない。まずはmyThingsのトップページで「+」をタップして新規チャンネルの作成を選択し、手順に従ってトリガーとなるWebサービス(Twitter)を選び、その後アクションとしてHackeyのLED点滅を選ぶ。LEDは5色あるのでどれかを指定し、さらに点滅する秒数についても指定する。
以上で、Webサービスが所定の動きをすると、それをトリガーとしてHackeyに信号が届き、指定の色で点滅する。先ほどと同様、myThingsは15分刻みで動作するので、トリガーが起動したはずなのにLEDが点滅しないという人は、まずは15分待ってみてから判断しよう。なお、きちんと意図通りに動作したかはアプリ内の「タイムライン」を見て判断することもできる。
なお、HackeyはLEDが5色使えるので、合計5つの通知を受け取れる。例えば以下のようなパターンがそれだ。
どの色がどのサービスを指しているのかはユーザーが覚えておく必要はあるが、Webサービスのイメージカラーをそのまま色として採用するなどの工夫をすれば、意外とすんなり受け入れられるだろう。
Hackeyの使い方をざっと見てきたが、なかなか工夫のしがいのあるユニークな製品だ。今回はmyThingsを例に紹介したが、同種のサービスであるIFTTTのほうがレシピも多く、また老舗のサービスということで慣れている人も多いはず。ハードルは日本語対応のmyThingsのほうが低いので、まずはmyThingsを試し、トリガーの種類に物足りなければIFTTTを使うといった順序で利用してみるとよいだろう。
もっともHackeyは、トリガーとなり得るのが「キーをひねる」の実質1種類のみ、アクションは5色のLEDに限定されており、Hackeyに慣れてアレもコレも登録したくなってくる時期には、これ以上割り当られるアクションがない……となるのがネックだ。そうした意味でHackeyはあくまで入門用という位置付けであり、さらに上位には点滅パターンや音(アラーム)などに対応した製品も欲しいと感じる。
また、キーをひねるという仕組みは非常にキャッチーで、Hackeyの特徴の1つでもあるのだが、プッシュボタン1つだけのほうが分かりやすさは上だろう。今回の製品がヒットすれば、今後の製品展開も考えられるだけに、別の機構を持った製品もまた見てみたいところだ。
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