元祖「生主」かもしれない! リタ・ジェイ氏インタビュー「パソコンがぼくの世界を変えた」(2/2 ページ)

» 2016年01月19日 18時30分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

パソコンでクリエイティビティが刺激される

 イラストレーターとしての顔を持つことで「1つの仕事に広がりが出た」と語るリタ・ジェイ氏。「例えば、コメディアンとして結婚式の司会をしてください、という依頼がときどきあるのですが、司会なのにウェルカムボードの絵を描いてと言われたりもしました(笑)。ほかにも、番組の内容によっては、話すことと絵を描くことの両方が求められる場合があって、そうしたときに起用して頂くことがあるのはありがたいです」。

 ちなみに、リタ・ジェイ氏の現在の肩書は“絵と文の作家”。「以前、リタ・ジェイとしてはイラストレーターを名乗っていたのですが、ライトノベルを書くようになり、『書籍の表紙もリタさんのイラストなんですか?』と聞かれることが増えて。そこで誤解されないように、これまで自分の作品は、イラストにちょっとした文を添えるスタイルだったので“絵と文の作家”にしています」とのことだ。

実はラノベ作家としての顔も持つ

 このほか、クリエイター向け専門学校で講師をしたり、舞台の脚本を書いたりと、リタ・ジェイ氏は多岐に渡る活躍をしている。ドラゴンクエストXの実況配信もその1つだ。芸名であるインコさんの名前で、公式放送の「ドラゴンクエスト?第二期初心者大使」を務め、任期が満了した後もゲーム実況を続けている。

 「オンラインゲームは時間が取られるのでハードルが高いかなと思っていたんですが、1日1時間でも楽しめますし、よほど忙しい時期でなければ放送しないときもほぼ毎日ログインしています。ボスを倒すよりはクラフトが好きで。自分が作ったものに銘が入るので、ほかの人が自分の作った武器を使っているのはいいですね。『ハンマー使ってますよ!』なんてメッセージをもらうこともあって、思わず『ごめんね』って謝っちゃったりしますが(笑)。今はドラクエつながりでコントライブに来てくれる方もいたりして、普段はお笑いなんて見ないよ、という人たちに興味を持ってもらえるのがうれしいです」。

実況配信に使用しているマイク。本格的!

芸人としての名前は「インコさん」。写真はインコさんの近影ではなく、飼っているセキセイインコ。かわいい

 そんなリタ・ジェイ氏がイラスト制作兼ゲーム実況用マシンとして使っているのがTSUKUMOのゲーミングPC「G-GEAR mini」だ。G-GEAR miniは、Mini ITXマザーボードを採用するコンパクトPCながら、フルサイズのハイエンドグラフィックスカードも搭載可能なTSUKUMOの最新モデル。ドラクエXのイベントでゲスト登壇した際に、G-GEAR miniの担当者に勧められたのがきっかけだったという。

 「マシンを変えて驚いたのが、こんなに小さいのに性能が高いことです。これまでゲーム配信はコンフィグの画質設定で中くらいにしていたのですが、今使っているG-GEAR mini(Radeon R9 380搭載モデル)なら、最高画質で配信しても大丈夫です。そして一番よかったのは動作音が小さいこと。ニコ生をやっているときにマイクの集音性が高すぎて、以前のデスクトップだとファンノイズを拾ってしまって、リスナーから『うるさいよー』なんて突っ込まれたりしていたのですが、今はほとんど気になりません。深夜にイラストを描いているときでもすごく静かなので集中しやすいです」。

仕事場で使用しているメインPC「G-GEAR mini」。イラストの制作、原稿の執筆、ニコ生配信は全てこのマシンで行っている


 「パソコンで世界が変わった」と語るリタ・ジェイ氏。もともと才能があったと言えばそれまでだが、パソコンとの出会いによってその才能が掘り起こされたのも事実だ。

 「高性能なパソコンがあれば、これまで見たことがないような映像を作り出したり、VR(バーチャルリアリティ)の世界に入ったりと、今はできることはどんどん増えていますよね。自分は粘土遊びが好きで、最近は『ZBrush』というCGツールに興味を持っています。これまでCGモデリングといえば、立体を計算したりと知識がない人にはハードルが高いものでしたが、ZBrushなら使い慣れているタブレットで粘土をこね回すような直感的な操作(スカルプティング)で造形が作れます。テクノロジーの進歩で創作欲が刺激されたり、自分のように誰もがクリエイターになれる可能性を秘めている。すごくいい時代だと思います。みなさんも是非チャレンジしてみてください」(リタ・ジェイ氏)。

リタ・ジェイ個展「Mr.インコの世界旅行」

 1月15日から1月27日まで、新宿マルイアネックスの「FEWMANY」でリタ・ジェイ氏による個展が開催中だ。同氏のオリジナルキャラクターである「Mr.インコ」が世界各国を巡る旅がテーマ。また、個展の内容をまとめたイラストブック「Mr.インコの世界旅行」が1月23日に刊行されることを記念して、1月23日午後3時から書籍購入者に向けてサイン会も行われる予定。

  • 日時:1月15日(金)〜1月27日(水)/11時から午後9時(日、祝日は午後8時半)
  • 場所:新宿マルイアネックス3階 FEWMANY
  • サイン会:1月23日午後3時〜(定員30名/整理券配布)

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  7. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. 夜間もフルカラーで鮮明に記録できる「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ 5MP」が15%オフの7674円に (2026年06月10日)
  10. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー