早速、ゴーグルカムを試すために群馬県にあるスキー場で撮影テストを行った。以下の動画は実際にゴーグルカムで撮影したものだ。
映像は全体的に暗い感じがするが、大きなディスプレイで全画面表示しても耐えられるほどの解像感は保っており、十分映像として楽しむことができると感じた。ただし、筆者の環境では、映像と音のズレがたまに発生する。原因は不明だ。
録画中はゴーグルの内側にある通知LEDが青色に点滅する。しかし、そもそも太陽の光が雪に反射してゴーグルやサングラスが必要になるスキー場という環境では、LED程度の光では見えづらく、確認するのが困難だった。録画しているのかそうでないのかが非常に分かりづらいため、「気付いたらずっと録画し続けていてバッテリーが切れていた」なんてことが起こる。ここは残念なポイント。
ちなみに、映像の右下にオーバーレイ表示している日時は非表示にすることができないようだ。今回は設定を忘れてしまったため正確な日付にはなっていないが、商品ページには日時の設定方法が紹介されているので参考にしてほしい。
先ほどの映像サンプルを見ていただくと分かる通り、画質は決して悪くない。しかし、それ以上に気になるのが映像のブレによる見づらさだ。滑走中のシーンを見ると上下左右に映像が揺れるため、長時間見るのはつらいものがある。
そこでオススメしたいのが、YouTubeの動画編集機能にある「スタビライズ」機能だ。
自身のアカウントで、クリエイターツールを開き、動画の管理からアップロードした動画の編集画面を開く。その中にあるスタビライズ機能をオンにすると、映像のブレを軽減してヌルヌル動く映像に自動で補正してくれるのだ。以下の動画は先ほどの動画でスタビライズ機能を有効にしたもの。
もともとのブレが大きすぎるため、補正しきれず違和感のある場面もある。とはいえ先ほどの動画よりはブレが軽減されて見やすくなっているはずだ。この機能は高性能な動画編集ソフトなどに備わっているものだが、YouTubeに動画をアップロードさえすれば気軽にこの機能を利用できるため、覚えておくと便利だ。
ウィンタースポーツ用としてゴーグルにカメラを内蔵した製品はいくつ存在するが、どれも実売価格が3万円近いものばかりで、非常にハードルが高かった。ゴーグルカムは決して高画質ではないが、映像として楽しめるそこそこの画質は確保しており、クッション性の高い専用のケースなど付属品もしっかりしている。なにより9999円(税込、送料別)という低価格は魅力的だ。スキー場で気軽に動画撮影をしたいなら、いつものゴーグルと入れ替えてみてもいいかも。
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