冷却アイテムで話題を集めていたのは、親和産業のグリス「Thermal Grizzly Conductonaut」だ。価格は2200円前後となる。
Thermal Grizzly Conductonautはスズとガリウム、インディウムをベースに配合した液体金属グリスで、73.0ワット/mkの熱伝導率を持つ。アルミを浸食するため、アルミ製ヒートシンクとは使えず、端子に付着するとショートする危険がある。また、液体窒素を使った極冷などには適さない。
液体金属ゆえに取り扱いが難しいが、熱伝導率と同じように注目度は高い。パソコンSHOPアークは「元々液体金属グリスは“分かっている人”向けなので、玄人な人たちに注目されていると思います。これまでの定番は10年以上も同社の『LIQUID PRO』(2400円前後)でしたから、選択肢ができたと喜んでいる人はけっこういそうな気がしますね」と話していた。
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