パナソニック システムネットワークスが2月23日に発表した「TOUGHPAD FZ-N1」は、4.7型のディスプレイにバーコードリーダーやスマートフォンのようなカメラ機能、通話通信機能などを備えながら、275グラムという世界最軽量(同社調べ)のボディーを実現するAndroid 5.1.1搭載ハンドヘルド端末だ。価格は15万円(税別)で、発売日は2月26日。
同社は、5型ディスプレイを搭載するハンドヘルド端末「TOUGHPAD FZ-E1/X1」を既に展開しているが、今回の製品は専用機同等のバーコードリーダーを搭載するなど、「ハンディターミナル」「PDA」「携帯電話」の機能を集約した1台となっている。物流、製造、小売、医療といった現場での利用を想定し、日常業務での堅牢性を確保しながらコンパクトで軽量な端末に仕上げたという。
FZ-N1に搭載するバーコードリーダーは、本体背面へ斜めに配置することによって読み取り対象と照準光、端末のディスプレイが同一の視界に入るように工夫している。これによって最小限の動作で軽快な連続読み取りが可能だ。
LED照明や照準光による操作アシストなど、同社が30年以上に渡ってハンディターミナルを開発してきたノウハウを反映することで、専用機同等の性能を実現しているという。
FZ-N1は、NTTドコモとKDDI(au)のLTE/3Gに対応しており、音声通話(VoLTE対応)/データ通信が可能だ。特に音声通話に関しては、3つのマイクとノイズサプレッサー機能を備え、騒音下でもノイズの少ない音声通話が可能。本体には2つの大口径スピーカーを搭載することで、100デシベルの大音量を出力することも可能だ。
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