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「Surface Book」徹底検証――触れば分かる上質感は37万円の価値アリ?スペック外の魅力を求めて(4/7 ページ)

» 2016年03月17日 06時00分 公開
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ペン向けのスタイル「キャンバスモード」とは?

 取り外したクリップボードは、180度逆の向きにしてキーボードに装着することも可能だ。閉じた状態では緩やかに傾斜がついた状態で画面をタッチできる。安定感があるので、ペンでじっくり描くのにも最適だ。もちろん、この状態でも合体しているのでdGPUは利用でき、クリエイティブワークに向いたスタイルとなる。日本マイクロソフトはこのスタイルを「キャンバスモード」と呼ぶ。

画面を反対向きにして接続 取り外した画面は、反対向きにしてキーボードと接続することもできる
キャンバスモード 画面を反対向きにしてキーボードと接続した状態で閉じると、このように適度な傾斜がついた状態で画面を使える。このスタイルは「キャンバスモード」と呼ばれる
ペン入力 キャンバスモードは画面が緩やかに傾いているため、Surfaceペンを使った作業に適している

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13.5型3000×2000ピクセル表示のPixel Senseディスプレイ

 Surface Bookは、日本マイクロソフトが「Pixel Senseディスプレイ」と呼ぶ美しい液晶ディスプレイを搭載している。サイズは13.5型とSurface Pro 4の12.3型より一回り大きく、表示解像度もやはりSurface Pro 4の2736×1824ピクセルを超えた3000×2000ピクセルに対応する。画素密度はSurface Pro 4と同じ約267ppi(pixels per inch:1インチあたりのピクセル数)だ。

 3:2のアスペクト比も健在だ。テキスト/アイコンサイズを200%拡大設定で利用したとしても、縦方向に1000ピクセル相当の情報が表示可能な余裕ある画面サイズは大きな魅力だ。また、sRGBカバー率100%、コントラスト比1800:1といった数字も公開されており、ノートPC内蔵ディスプレイとしてはかなりの高画質と言える。液晶の配向方式は明記されていないが、上下左右とも視野角は広く、IPS系と思われる。

液晶ディスプレイ Surface Bookは3000×2000ピクセル表示の13.5型ディスプレイを搭載する。アスペクト比は3:2で、ノートPC標準の16:9より縦方向が長い
Surface Pro 4と比較(1) 左が13.5型のSurface Book、右が12.3型のSurface Pro 4。いずれも画素密度は約267ppi(pixels per inch:1インチあたりのピクセル数)と高精細な表示だ。発色傾向も似ている

 X-Riteの測色器「i1 Display Pro」とソフトウェア「i1 Profiler」を使って、実際のディスプレイ表示を測定した結果は優秀だ。色温度は6780KとsRGB標準の6500Kに近い。輝度は455カンデラ/平方メートルと非常に明るく、コントラスト比も1883:1と公称値以上に優秀で、色域もsRGBカバー率97.9%(面積比102.7%)とほぼ公称値通りだ。キャリブレーション補正カーブについては、RGB各色ともに中間階調でやや下に補正されているが、おおむねクセのない色再現性と言える。

ガンマ補正カーブ i1 Display Proとi1 Profilerでキャリブレーションを行った後のガンマ補正カーブ。RGB各色は交差しながら中間部を中心にRGB各色とも下方に補正されているが、かなり良好な階調表現と言える
色域 i1 Profilerで作成したICCプロファイルを色度図作成ソフト「Color AC」にインポートして表示した。点線で示したのがsRGBの色域、実線がSurface Bookの色域だ
Surface Pro 4と比較(2) 左が13.5型のSurface Book、右が12.3型のSurface Pro 4。カラーグラデーションの表示はいずれも自然だ
Surface Pro 4と比較(3) モノクログラデーションの表示も乱れがなく、階調の再現性は高い

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