PC USER Pro

「Surface Book」徹底検証――触れば分かる上質感は37万円の価値アリ?スペック外の魅力を求めて(6/7 ページ)

» 2016年03月17日 06時00分 公開
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ゆったりと打ちやすいキーボードはSurface Pro 4より有利

 Surface Bookの日本語キーボードは6列のアイソレーションデザインで、実測のキーピッチは横19×縦18.5ミリ、キーストロークは1.6〜1.7ミリといったところだ。配列やキーのサイズなどはSurface Pro 4のType Coverに準じている。右上の「Delete」キー左に取り外し専用キーが追加された以外は共通だ。

 Surface Pro 4同様に最上段のキーは、メディア操作や画面明るさ調整のショートカットキーとファンクションキーの共用となっている。標準では前者に設定されており、後者はFnキーとの同時押しで行う必要があるが、Fnキーを単独で押すと、Fnキー固定モードとなり、ファンクションキーが標準に切り替わる。Fnキー固定モード時は、Fnキーに埋められているLEDが光るため分かりやすい。

 キーボード下の剛性もしっかりしており、強めにタイプしても、たわむようなことはない。キートップには中央に少しくぼみがあり、指を置きやすいのもポイントだ。スイッチの感触も適度に調整されていて、タイプ感は非常に良好と言える。

キーボード キーボードは6列のアイソレーションデザインで、ゆとりのあるキーピッチを確保。パームレストも広く、とても打ちやすい

 キーボードにはバックライトも搭載しており、キートップの刻印を透過してふわっと光る。この光加減もマグネシウム合金の質感と合わせて、実に上品な印象だ。

キーボードバックライト 暗所でもキーボードの配列を確認できるキーボードバックライトも備えている

 キーボードの手前にはガラス製のクリックパッドがある。Surface Pro 4同様、Windows 10の高精度タッチパッド機能に対応しており、OS標準のジェスチャー機能が使える。クリックパッドのサイズも実測で105(横)×70(縦)ミリと大きく、WindowsノートPCとしては満足できる操作感だ。

クリックパッド MacBookファミリーのように広々としたクリックパッドを搭載している
高精度タッチパッド Windows 10の高精度タッチパッドに対応しており、OS標準のジェスチャー機能が使える

記事冒頭の目次に戻る↑

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー