ココが「○」 |
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・アルミ素材による高い質感と剛性 |
・先進的なインタフェースの採用 |
・10時間を超える長時間駆動 |
ココが「×」 |
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・やや控えめのスペック |
・わずかにライバルに叶わぬ重量とサイズ |
薄型のWindowsタブレットでもパフォーマンスを求めるユーザーは多い。このセグメントでは日本マイクロソフトの「Surface」シリーズが人気となっているが、各PCメーカーも続々と対抗モデルを投入している。
日本HPの「Elite x2 1012 G1」も、そうした製品の一つだ。現在のハイパフォーマンスなWindowsタブレットは、通常のタブレットとして、あるいはキーボードカバーを利用することでクラムシェルノートブック風にも利用できる“2in1”スタイルの製品が中心となっている。Elite x2 1012 G1は、これにもう一つのスタイルを加えた“3in1”をうたっている。“3in1”の紹介は後ほどするとして、まずは外観を見ていこう。
Elite x2 1012 G1は12.1型の“2in1”タブレットだ。アルミのボディにエッジの立ったデザインを採用しており高級感がある。アルミ素材は航空用にも用いられる6061番とのことで、ホールドした際の剛性も高く、しっかりとした安心感が得られる。
質量は本体のみで約820グラムだ。タブレットとして考えるとわずかに重い印象を受けるが、重すぎるほどではない。わずかでもより軽く、という点を求める方には気になるところだが、1キロを下回ると捉えれば個人的にはちょうどよい質量だと感じた。
サイズは300(幅)×213.5(高さ)×8.05(奥行き)ミリで、Surface Pro 4と比較すると縦横がわずかに大きいが、厚さに関してはこちらのほうが薄い。剛性を持たせつつ、薄型化できたのはElite x2 1012 G1の大きな武器となるだろう。
キックスタンドはコの字型に開くスタンド型だ。無段階の調節が可能なので、数段階しか角度を調節できないモデルと比べると、使い勝手は非常に良い。本体左右にヒンジがあるため、タブレットとしてホールドした際の感触が気になるが、ぴったりと収納できるため違和感はほぼゼロ。むしろ背面全体として見てフラットとなるため、どのポジションで持っても、こちらも違和感はない。
タブレットのカバー兼用キーボードは、それこそ製品によってはたわみが気になるところだが、Elite x2 1012 G1の「トラベルキーボード」はアルミ素材をベースとしているため、剛性が高い。薄型のためストロークは小さいが、キータッチは悪くなく、たわみが少ない分しっかりとした打ち心地が感じられる。
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