東芝、高精度デジタイザペンが使える法人向け10.1型タブレット「dynabook Tab S80/A」新ボディー採用

» 2016年04月12日 14時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 東芝は4月12日、法人向けの10.1型タブレット「dynabook Tab S80/A」を発表した。4月下旬より販売を開始する。価格はオープン。

「dynabook Tab S80/A」 「dynabook Tab S80/A」

 タッチ対応の10.1型WUXGA(1920×1200ピクセル)液晶を搭載するWindowsタブレット。手になじみやすく持ちやすいテクスチャを背面に採用する新ボディーで、従来モデルの「dynabook Tab S80/N」(約565グラム)から約25グラム軽量化(約540グラム)した。プロセッサにAtom x5-Z8300(1.44GHz/最大1.84GHz、4コア/4スレッド、キャッシュ2MB)、メモリ4GB、ストレージに64GB/128GBのeMMCを採用する。

 ワイヤレス機能はIEEE802.11ac対応の無線LAN、Bluetooth 4.1、インタフェースはMicro USB×1、micro HDMI出力、microSDカードスロット、音声入出力、充電用DC端子、前面に有効約200万画素、背面に有効約800万画素のWebカメラなどを備える。充電はMicro USBでも可能だが、充電用DC端子を利用することでUSB機器の同時使用が可能だ。バッテリー駆動時間は約7時間。

 アプリケーションとして同社のオリジナルビジネスアプリ「TruNote」「TruCapture」「TruRecorder」「TruNote Clip」「TruNote Share」を搭載。オフィスはOffice Home and Business 2016を選択できる。

背面 背面には、手になじみやすいテクスチャを採用
側面 側面

 従来モデル同様、ペン先位置を正確に検知できる「アクティブ静電結合方式」(AES)を採用。2048段階の筆圧が検知できる付属の高精度デジタイザペンは、新たに寿命の長い芯を採用するほか、これまでと同じフェルト芯も別途付属、さらにディスプレイ表面には書き心地を向上するフィルムを貼り付けることで、ノートや手帳に書き込むような自然な手書き入力を目指した。本体にはペンホルダーも備える。

 本体センサーにはGPS、電子コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサーに加えて、周囲の明るさによってディスプレイの明るさを調節できる照度センサーを新たに搭載する。横向き縦向きどちらに持った場合でもセンサーをふさがないよう工夫して配置したという。

 本体サイズは約258(幅)×170(奥行き)×9.8(高さ)ミリで、タブレットのみの重量は約540グラム。

 オプションとしてdynabook Tab S80/AとUSBで有線接続できる専用キーボードを用意する。本体と一緒に持ち運べるカバータイプで、キーピッチは17ミリ、キーストロークは1.2ミリを確保した。

オプションの専用キーボード オプションの専用キーボードと本体は、キーボードから伸びるUSBケーブルで接続する

 さらに、同社はタブレットを活用した業務生産性向上ツールとして、「TransferJet ペーパーレス資料配布システム」を商品化した。近接無線転送技術である「TransferJet」対応の別売アダプタで大容量のデータを高速に転送できることで、ペーパーレス化を実現するという。

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