Bluetooth搭載で「馬の鞍」は時代に追いついたか――Happy Hacking Keyboard Professional BTを試す5年ぶりの新モデル(2/3 ページ)

» 2016年04月19日 11時21分 公開
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ベースモデルHHKB Pro2/ProJとの違い

 HHKB BTには英語配列(刻印あり・なし)/日本語配列(刻印あり)の計3モデルがある。英語配列はHHKB Pro2、日本語配列はHHKB ProJPと同じ配列で、日本語配列にのみ右下にカーソルキーがあるという点も変わらない。

 HHKB Pro2との外見上の違いはキーボード上部の電池ボックスだ。重量は英語配列で530グラム、日本語配列で540グラム(電池を除く)。電池分を入れるとそれぞれ50グラムほど重くなる。ベースとなるモデルでは英語配列のHHKB Pro2のほうが重かったが、HHKB BTでUSBハブが省かれた結果、英語配列の方が軽いという逆転現象が起きている。

 電池ボックスには単三電池2本を使用し、公称で使用目安約3カ月。電池ボックス上に電源兼ペアリングスイッチがあり、2秒長押しで電源オフ、ペアリングなどを行う。キーボード上部にはインジケータがあり、青・橙2色のLEDで状態を表している。

円筒形の電池ボックスに単三電池を2本収納。USBコネクタは左に移動してカバーが付けられている

 また、電池ボックスが付いたことにより、USB Micro-Bコネクタが背面左側へ、DIPスイッチが底面に移動している。USBコネクタはあくまで電池に代わってHHKB BT本体へ給電するため「だけ」のものだ。そのため、USBケーブルで本体と接続しても、接続方式はBluetoothのみであり、USBキーボードとして使用できるわけではない。逆に、PCにUSB接続した状態でスマートフォンやタブレットを使う、ということも可能だ(視覚的にまぎらわしいが)。また、エネループのような二次電池を使用していた場合も充電はできない。

 入手が容易な乾電池が利用できる、という点はメリットだが、USB充電できない、という点にはちょっとひっかかるものを感じる人がいるかもしれない。とはいえ、できないことは「USB給電可能なときに使用しながら充電しておき、持ち出しに備える」というような使い方程度。乾電池の使い捨てに抵抗がある人は充電池が使用できるし、いざというときにはモバイルバッテリーも使用できる。

 DIPスイッチではHHKモード、Lite Ext.モード、Mac/iOSモードの3つの設定モードの切り替え、それと一部の機能キーの切り替え、省電力モードのオン/オフが設定できる。これはHHKB Pro2/HKKB ProJと大きな変化はなく、Macintoshモードと呼ばれていたものがMac/iOSモードと呼ばれるようになった程度の違いだ。

 Windows/AndroidとMac/iPad/iPhoneを切り替えて使用するときに毎回、DIPスイッチで切り替えて電源を再投入するのは面倒だが、iPhone/iPadであればHKKモードやLite Ext.モードのままでも大きな問題はない。ただし、Option/Commandキーが使えないため、Macで利用する場合には事実上、切り替えは必須だろう。

DIPスイッチは底面に移動。設定方法はラベルに記載されている

 実際の利用にあたっては一般のBluetooth接続時と変わらない。HHKB BTの電源投入後、再度ボタンを押すか、Fn+Qキーを押してペアリングモード(LEDが青点滅する)に入る。その状態でホスト側からBluetooth機器を検索、「HHKB-BT」が見つかったらペアリングを行い、指示された数字をHHKB BTから入力すれば接続完了だ。次回以降はHHKBの電源を投入するだけで再接続する。

 ペアリング情報は4台まで記憶されるが、切り替えスイッチなどはない。そのため、接続可能なホストが複数あった場合、1台目とペアリングしてしまうと、一度ペアリングを切っても再接続されてしまう。接続先を切り替える場合には切り離す側のBluetoothをオフにするなどの操作が必要だ。

青・橙2色のLEDインジケータはキーボード上部にある。点灯・点滅するのは電源オン・オフやペアリング時などのみで、普段は消灯している

二段階のチルトスタンドはHHKB Pro2/HHKB ProJと同様。ゴム足は凹凸付きの幅広のものに変更されている

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