“Yogaスタイルで自由を手に入れた” 14型の2in1モデル「ThinkPad X1 Yoga」の実力を探るディスプレイ回転でキーボードが変形(2/3 ページ)

» 2016年05月17日 06時00分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

長時間駆動、急速充電にも対応

 バッテリーの公称駆動時間は約9.8時間となっている。バッテリーレポートコマンドで確認した評価機のバッテリー容量は、デザイン容量が52.06ワットアワー、フルチャージ容量が53.74ワットアワーだった。モバイルノートPCとしては十分な容量がある。また、同社が「RapidCharge(ラピッドチャージ)テクノロジー」と呼ぶ急速充電技術を採用しており、35分でバッテリー容量の約80%、90分でフル充電を可能としている。

評価機のACアダプターは65ワット仕様で、45×108×29ミリ(幅×奥行き×高さ、突起部のぞく)と最近のモバイルノートPCとしては大きめだ。ケーブル含めた重量は280グラムある。ただ、BTOでは45ワット仕様のアダプターが標準となっている
バッテリーレポートコマンドで出力したバッテリーレポート

最新の第6世代Coreプロセッサを採用

 基本スペックは、BTOでカスタマイズしてオーダーできる。直販サイトではいくつかのベースモデルを「パッケージ」として用意しており、パッケージごとに選択肢も異なる場合がある。プロセッサには開発コードネーム「Skylake-U」ことTDP15ワットクラスの第6世代Coreプロセッサを採用。具体的には、Core i7-6600U、Core i7-6500U、Core i5-6300U、Core i5-6200Uといった選択肢を用意している。グラフィックス機能はプロセッサ内蔵のIntel HD Graphics 520が使われる。

 メモリはLPDDR3-1866をオンボードで搭載する。最大16GBまで搭載可能ということだが、原稿執筆時点の直販サイトのメニューでは、8GBが最大だった。データストレージは、M.2フォームファクターのSSDを採用し、容量、インタフェースはかなり柔軟に選べる。容量は128GBから1TBまで、インタフェースもSerial ATA対応と高速なPCI Express/NVMe対応モデルも用意している。

 評価機のSSDは、256GBのPCI Express/NVMeインタフェースモデルで、デバイスマネージャ表示は「NVMe SAMSUNG MZVPV256」(SamsungのSM951)だった。公称スペックでシーケンシャルリード2150MB/秒、シーケンシャルライト1260MB/秒の高速SSDだ。

 通信機能は、通信カードをBTOで選ぶ方式だが、現在の選択肢は、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応の無線LANとBluetooth 4.1を搭載する通信カード「Intel Dual Band Wireless-AC 8260」のみとなっている。スペックでは一部構成でWiGig対応可能とされているので、いずれは選択できるようになると思われる。

 端子類は、USB 3.0ポートを3基、ヘッドセット端子、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)、MiniDisplayPort、HDMIを装備する。また、液晶ディスプレイの上にフロントWebカメラ(720p)、パームレストには指紋センサーも標準で搭載する。

プロセッサには第6世代CoreプロセッサのTDP15Wモデルを採用する。評価機ではCore i7-6500Uを搭載していた
メモリは低消費電力のLPDDR3をオンボード搭載。8GBモデルの評価機はデュアルチャンネルアクセス対応だ
評価機のSSDは「NVMe SAMSUNG MZVPV256」(SamsungのSM951)だった

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
最新トピックスPR

過去記事カレンダー