先週末のアキバ自作街で話題になっていたのは、NVIDIAの新GPU「GeForce GTX 1060」搭載グラフィックスカードだ。7月19日22時に販売解禁になるということで、ツクモ系列店やBUY MORE秋葉原本店、ドスパラパーツ館などがタイミングをあわせた深夜販売を実施すると告知し、お祭りムードを高めている。
GeForce GTX 1060はGTX 1080/1070の下位にあたるPascal世代のミドルレンジGPUで、3GBまたは6GBのGDDR5メモリを搭載する。搭載カードの価格はまだ公開されていないが、初回からカードベンダーのオリジナルクーラーモデルとリファレンスモデルが混在すると予想されている。某ショップは「Radeon RX 480と同じかちょっと上くらいで登場するのでは」と話していた。
ただ、Radeon RX 480と食い合う状況にはならないとの見方が多い。TSUKUMO eX.は「GTX 1060はVR目的にしてはメモリが少なめ。普通にゲーム用に買っていく人が多いんじゃないかと思います。VR人気があってCrossFire Xの効果も強いRX 480とは、ライバルのようでいて実は購入層が被らない気がします」と発言。他のショップでも似たコメントをいくつか耳にしている。
いずれにしても、ミドルレンジとしては普段以上に期待されているのは確かだ。BUY MORE秋葉原本店は「ハイエンドほどの熱狂はないにしても、タイミングも味方につけていますしね。GTX 960からの乗り換えでもグンと性能が上がるので、待っている人は少なくないと思います」と話していた。
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