メモリソケットはSO-DIMMソケットを2基装備しており、標準4GB(4GB×1枚)、最大16GB(8GB×2枚)を搭載可能だ。また、ストレージ用としては、M.2ソケットに加えて2.5インチベイを2基装備しており、SSDとHDDを柔軟に組み合わせることができる。
M.2ソケットはPCI Express 3.0 x4(Serial ATA非対応)に対応した高速ソケットで、Samsung SM951やPlextorのM8PeなどのPCI Express 3.0 x4対応の高速SSDも選択肢に用意されている。また、2.5インチSSDもIntel、Crucial、SanDisk、Plextorなど、さざまなブランドから選ぶことができる。
評価機ではM.2ソケットにPlextorのM8Pe(256GB)、2.5インチベイに2台のCrucialのMX300(1TB)を搭載するという豪華な構成だった。こうした構成が可能なのは、PCパーツのトレンド感度に優れるサイコムならではだろう(ただし、BTOメニューでは合計3台の構成は選べない)。
SSDも最近は大容量の選択肢が増えてきたが、大容量で高性能な製品となると選択肢が限られるし、1TBクラス以上は割高な傾向もある。高性能なM.2 SSDと2.5インチの大容量SSDを組み合わせたり、あるいは割安な2.5インチSSDを2台搭載することで安く大容量を搭載するといったことが可能な点はうれしい。
通信機能は1000BASE-T対応の有線LANを標準装備する。評価機では無線LAN機能とアンテナも搭載していたいるが、現時点でこのオプションは用意されていない(無線LANについては、BTOでもUSBドングルタイプの無線LANアダプタ追加による対応となっている)。
前面端子はType-CとType-A両方のUSB 3.0ポートを装備。背面にはType-AのUSB 3.0とUSB 2.0を1基ずつ装備する。ディスプレイ出力端子は、DisplayPort 1.2、HDMI 1.4、アナログRGB出力(D-Sub15ピン)を備え、DisplayPort経由であれば4K解像度での出力も可能だ。
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