小さくたって高性能!! 小型PCの常識を覆す「Radiant SPX2500H110」に驚く税込み4万4360円から(2/3 ページ)

» 2016年10月07日 21時29分 公開

M.2ソケットと2.5インチベイ2基を装備し、柔軟なストレージ構成が可能

 メモリソケットはSO-DIMMソケットを2基装備しており、標準4GB(4GB×1枚)、最大16GB(8GB×2枚)を搭載可能だ。また、ストレージ用としては、M.2ソケットに加えて2.5インチベイを2基装備しており、SSDとHDDを柔軟に組み合わせることができる。

マザーボードの型番は明記されていないが、評価機ではASRockのH110M-STXを搭載していた。狭いスペースの中に合理的に部品が配置されていることが分かる。メモリはノートPC向けのSO-DIMMを利用している

マザーボード固定板の裏側に2.5インチベイが2基あり、SSDまたはHDDを搭載できる。柔軟にストレージ構成を選べる

 M.2ソケットはPCI Express 3.0 x4(Serial ATA非対応)に対応した高速ソケットで、Samsung SM951やPlextorのM8PeなどのPCI Express 3.0 x4対応の高速SSDも選択肢に用意されている。また、2.5インチSSDもIntel、Crucial、SanDisk、Plextorなど、さざまなブランドから選ぶことができる。

 評価機ではM.2ソケットにPlextorのM8Pe(256GB)、2.5インチベイに2台のCrucialのMX300(1TB)を搭載するという豪華な構成だった。こうした構成が可能なのは、PCパーツのトレンド感度に優れるサイコムならではだろう(ただし、BTOメニューでは合計3台の構成は選べない)。

M.2ソケットはPCI Express 3.0 x4接続の高速タイプ。評価機にはNVMe対応の「M8Pe」が搭載されていた

 SSDも最近は大容量の選択肢が増えてきたが、大容量で高性能な製品となると選択肢が限られるし、1TBクラス以上は割高な傾向もある。高性能なM.2 SSDと2.5インチの大容量SSDを組み合わせたり、あるいは割安な2.5インチSSDを2台搭載することで安く大容量を搭載するといったことが可能な点はうれしい。

USB Type-C、DisplayPortを装備

 通信機能は1000BASE-T対応の有線LANを標準装備する。評価機では無線LAN機能とアンテナも搭載していたいるが、現時点でこのオプションは用意されていない(無線LANについては、BTOでもUSBドングルタイプの無線LANアダプタ追加による対応となっている)。

 前面端子はType-CとType-A両方のUSB 3.0ポートを装備。背面にはType-AのUSB 3.0とUSB 2.0を1基ずつ装備する。ディスプレイ出力端子は、DisplayPort 1.2、HDMI 1.4、アナログRGB出力(D-Sub15ピン)を備え、DisplayPort経由であれば4K解像度での出力も可能だ。


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