今回発表された「Diginnos DGM-S12Y」は、12.2型液晶ディスプレイを搭載したカバーキーボードを着脱できるデタッチャブル型の2in1デバイスだ。CPUにCore m3-6Y30を採用し、メモリやストレージの容量違いで3モデルを用意する。
いずれのモデルも着脱できるキーボードカバーとペンが標準で付属する。キーボードのタッチパッド部分に指紋センサーを装備しており、Windows Helloによる指紋センサーログインに対応する。ペンはN-Trig製の電磁誘導式で、256段階の筆圧検知に対応する。
直販価格は、6万4800円からと手ごろな価格から用意されている。さらに、期間限定キャンペーンとして、メモリ4GB/ストレージ128GBモデル、メモリ8GB/ストレージ256GBについては、Windowsストアで使える6000円分の特典クーポンが付与される。
発表会の冒頭では、サードウェーブデジノス取締役社長である田中基文氏が登壇し、「新しい機能をいちはやく届けることを目指す」という同社事業のテーマなどを紹介した。
Diginnos DGM-S12Yの製品発表は、同社BTO事業部の鈴木英祐氏により行われた。同氏は、「必要な機能を納得の価格で提供する」「便利なものをもっと使ってほしい」というDiginnosブランドのテーマを紹介し、「アクティブペンに対応した性能の高い2in1を手頃な価格で提供する」というDGM-S12Yの開発コンセプトを明らかにした。
続けて、その特徴として「タブレットとしてもノートPCとして十分な機能を果たす2in1であること」「電磁誘導式のペンで手書き機能を存分に使えること」「生体認証機能(指紋センサー)により手軽なログインができること」を挙げた。
また、ステレオマイク搭載により音声アシスタント機能「Cortana with voice」もより快適に使えることも加え、生体認証機能の「Windows Hello」、ペン活用のプラットフォーム「Windows Ink Workspace」と合わせ、「Windows 10の新しい機能」の便利な体験ができることをアピールした。
価格設定にも努力した製品であることに触れ、コストパフォーマンスが最大の魅力。キーボードとペンを別売りとして価格を安く見せるのではなく、すべて標準装備とした点についても「(Windows 10の新しい機能による)便利な体験をたくさんの人にしてほしい」という思いが反映されているという。
Diginos DGM-S12Yのスペックと販売価格 | |
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製品名 | Diginos DGM-S12Y |
CPU | Core m3-6Y30 |
メモリ | 4GB/8GB |
ディスプレイ | 12.2型光沢液晶/1920×1200ピクセル |
SSD | 64GB/128GB/256GB |
通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac+Bluetooth 4.0 |
インタフェース | microSD、USB 3.0×2(Type-C+Type-A)、microHDMI、ヘッドフォン出力 |
カメラ | 前面約200万画素、背面約500万画素 |
バッテリー駆動時間 | 約6時間(JEITA 2.0) |
サイズ | 約305×210×105mm |
重量 | 約935g(タブレット単体)/約635g(キーボード+ペン) |
OS | Windows 10 Homeプリインストール |
販売価格(税別) | 6万4800円(4GB/64GBモデル)/6万9800円(4GB/128GBモデル)/7万9800円(8GB/256GBモデル) |
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