冬のボーナスを使ってPCの新調を考えているなら、年内出荷で新年をニューマシンで迎えたいと思うのは当然のこと。ちょうどギリギリのタイミングでeX.computerの歳末セールが行われている(キャンペーン期間中の12月26日(月)の午後4時契約分までは年内出荷が可能)。これを例にしつつキャンペーンPCの活用方法を考えていきたい。
最新PCを購入するのであれば、SSDモデルを購入することをおすすめしたい。体感速度が速くなるということもあるし、PC購入時にセットで購入しておけば、OSのインストール関係で苦労することもないからだ。
ただし、少し気になる話も出ている。最近ではスマートフォンなどの容量要求が高まっていることからSSDの需要が増え、来年はSSD関係の値上がりが予測されている。実際にパーツ単体でSSD購入する場合も人気モデルなどを中心に値上がりしつつあるという話もでている。そんな中、ex.computerの歳末セールでは現在、SSDキャンペーンが実施中だ。
この「G-GEAR SSDキャンペーン」では、サポート期間の長さや速度の安定性などで人気の高いSandisk製SSDが安価で追加取り付けできるという割引キャンペーン。対象となる製品はCore i5以上のSkylake搭載G-GEAR製品となっている。キャンペーンページで対象となっているのは、スタンダードなデスクトップPCのG-GEARでは7製品、ハイエンド機のG-GEAR neoでは5製品、コンパクトモデルとなるG-GEAR miniでは4製品と幅広い。
このSSD追加キャンペーンは機種ごとに内容が異なっているが、本体価格8万3800円(税別)のコストパフォーマンス重視のレギュラーモデルである「G-GEAR GA7J-A82/T」では、標準ではSSDではなく500GBのHDDであるのに対し、6000円追加でSanDiskのメインストリーム向けSSD「UltraII」の240GBモデルに換装することができる。
同シリーズはTLC NANDを採用したモデルだが、TLC NANDの一部を耐久性の高いSLCモードにすることにより、速度の向上とTLC NANDの耐久性の問題をクリアしている。容量を求める向きにはエントリーモデルである「SSD PLUS」の容量480GBを選択することをおすすめする。こちらは5000円の追加で選択することが可能だ。予算を抑えたい人には同じく「SSD PLUS」の容量240GBが2000円の追加で取り付けできる。さらにギリギリまで予算を抑えたい人には「Z400s」の128GBが追加1000円で搭載可能だ。
G-GEAR GA7J-A82/Tの標準構成 | |
---|---|
CPU: | Core i5-6500 |
グラフィックス: | Radeon RX 460 |
メモリ: | PC4-19200 DDR4 8GB (4GB×2) |
ストレージ: | HDD 500GB(キャンペーンで追加2000円で240GB SSD、追加5000円で480GB SSDに、1000円で128GBのSSDに) |
OS: | 64bit版Windows 10 Home |
キャンペーン製品の多くは、この割引パターンが多いが、中上位機種に当たる本体価格14万4800円(税別)の「G-GEAR neo GX7J-B82/ZT」でのキャンペーンでは、UltraIIの480GBモデルが無償で提供される形なっている。240GB SSDが標準搭載されているモデルでは、このパターンのキャンペーンが適応される。このモデルはゲーミングPCとして価格・性能のバランスの取れた製品で、個人的に推しだ。ポイントはゲーミングPCとしては比較的本体価格が安価でありながら、Radeon VR Ready Premium対応モデルであること。また1円扱いのポイントが2500分つくのもうれしい。
G-GEAR neo GX7J-B82/ZTの標準構成 | |
---|---|
CPU: | Core i7-6700 |
ビデオ: | Radeon RX 480 |
メモリ: | PC4-19200 DDR4 8GB (4GB×2) |
HDD: | SanDisk製240GB SSD(キャンペーンでSanDisk製 480GB SSDに) |
OS: | 64bit版Windows 10 Home |
ヘビーなPCゲームを楽しむ場合、やはり気になるのがグラフィックスカードの性能だ。この部分は性能による価格差が大きく、本体価格に大きく影響しやすく購入時にはついついランクを下げてしまいがち。こういうときには「グラフィックスカード値引きキャンペーン」を活用したい。
このキャンペーンは、NVIDIAのGeforce GTXシリーズを対象にしたもので、現行最上位となるGeforce GTX 1080が通常価格から3000円(税別) 引き、Geforce GTX 1070が通常価格から2000円(税別) 引き、Geforce GTX 1060(6GB)が通常価格から1000円(税別) 引きとなっている。対象機種はG-GEAR、G-GEAR neo、G-GEAR miniの各モデルで対応している。
レギュラーモデルのG-GEARではこのキャンペーンに対応した製品が多い。本体価格18万9800円(税別)の「G-GEAR GA7J-I82/ZT2」と、本体価格28万6800円(税別)の「G-GEAR GA7J-J82/XT2」はGeforce GTX 1080の3000円引きキャンペーンが適用される。
このほか、本体価格12万9800円(税別)の「G-GEAR GA7J-G82/T」ではGeforce GTX 1070の2000円(税別) 引きキャンペーンが、本体価格9万8800円(税別)の「G-GEAR GA7J-C82/T」と本体価格16万3800円(税別)「G-GEAR GA7J-H82/XT」は、Geforce GTX 1060の1000円(税別) 引きキャンペーンの対象だ
この中で注目したいのは、最上位モデルであるGeforce GTX 1080を搭載しつつも、20万円前後で購入可能な「G-GEAR GA7J-I82/ZT2」だ。キャンペーンでGeforce GTX 1080が通常価格よりも3000円引きに加えて、前述のSSD無料アップグレード480GBにも対応していること、標準搭載メモリの容量も16GBと大きなことなどもゲーム用PCとして向いている。ゲーム用PCとしてのお買い得度はかなり高いと言える。
G-GEAR GA7J-I82/ZT2の標準構成 | |
---|---|
CPU: | Core i7-6700 |
グラフィックス: | GeForce GTX 1080 |
メモリ: | PC4-19200 DDR4 16GB (8GB×2) |
HDD: | SanDisk製 240GB SSD (キャンペーンでSanDisk製 480GB SSD)+ 1TB HDD |
OS: | 64bit版Windows 10 Home |
安価な「G-GEAR mini GI7J-A71/T」もおすすめしておきたい。本製品はMini-ITX仕様の省スペースデスクトップ。本体サイズは183(幅)×390(奥行き)×300(高さ)mmと非常にコンパクトだ。
GI7J-A71/Tは本体価格が6万9800円(税別)となっており、シリーズ全体で見ても安価なモデルだ。CPUはCore i3-6100であるため性能はそれなりだが、GeForce GTX 1050の無償アップグレードキャンペーンが適用されている。加えて、先のSSDアップグレードの対象となっており、ゲーミングPCの入門モデルとして十分使える仕様になっている。なお、キャンペーン設定されているSSDは、5000円追加でSanDisk製 SSD PLUSの480GB、2000円追加でSSD PLUSの240GB、1000円追加でSanDisk製 Z400sの128GBが追加できるタイプだ。
G-GEAR mini GI7J-A71/T | |
---|---|
CPU: | Core i3-6100 |
グラフィックス: | GeForce GTX 750Ti(キャンペーンでGeForce GTX 1050に) |
メモリ: | PC4-17000 DDR4 4GB (4GB×1) |
ストレージ: | HDD 500GB(キャンペーンで追加2000円でSanDisk製 240GB SSD、追加5000円で480GB SSD、1000円で128GBのSSDに) |
OS: | 64bit版Windows 10 Home |
今回は年末商戦向けのキャンペーン部分を中心に紹介したが、eX.computerの通販ではCPUやメモリ、CPUクーラーやOSなど多岐にわたる部分がBTOによりカスタマイズ可能だ。個人のニューズに合わせた設定が自由にできるので、上記のキャンペーンなどをフル活用した上で、予算の範囲内で納得のいく構成を選んでほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.