3月11日、NVIDIAのハイエンドGPU「GeForce GTX 1080 Ti」を搭載したグラフィックスカードが各社から売り出された。いずれもリファレンスデザインを採用したFounders Editionとなっており、税込み価格は10万5000円〜11万円弱に収まる。
GeForce GTX 1080 TiはGTX 1080の上位にあたるGPUで、Pascal世代のGPUとしてはGTX 1080より最大35%、GTX 1070より最大78%速く、プレスリリースでは「TITAN X Pascalよりもさらに高速」とうたわれている。メモリは11GBのGDDR5で、11Gbpsの速度を実現している。Founders Editionの消費電力は250Wで、8ピンと6ピンの補助電源を各1基備える。
パフォーマンスの評判は上々だ。発売日に早朝販売イベントを実施したドスパラ パーツ館は「最強のグラフィックス性能を求めるなら間違いのないカードになりますね。初回に出回る数量には限りがあるので、取り合いも予想されます」と話していた。
ただし、価格面から厳しめの見方をするショップもいくつかある。某ショップは「10万円超えていますからね。コンシューマーのハイエンドとしては若干ハードルが高いんじゃないかと思います。価格が落ち着いて、10万円切りでオリジナルクーラーモデルが登場しだしたらブレイクするんじゃないでしょうか」と話していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.