AMDのCPU「Ryzen」の人気は3月3日の発売以来の勢いを維持しており、先週末も争奪戦の様相を呈していた。しかし、供給不足が叫ばれる対象はマザーボードからCPUに入れ替わっている。
TSUKUMO eX.は「X370マザーも潤沢とはいわないまでもそこそこ入荷するようになりましたが、今度はCPUが入荷しづらくなっています。世界中でヒットしているため、なかなかコチラに回ってこないという感じがします」と話していた。
それでも先週の金曜日までは街中を割かせばどうにか調達できるという状態だった。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「ちょっとずつマシな状況にはなっていくと思います。マザーもCPUクーラーも増えていきますしね」と前向きだ。
マザーボードはMSIからX370ゲーミングモデル「X370 GAMING PRO CARBON」(税込み2万6000円前後)が登場したほか、ASRockのスタンダードなB350モデル「AB350 Pro4」(税込み1万3500円前後)が出回るなど、着実にラインアップを増やしている。
CPUクーラーはENERMAXから「ETS-N31-02」が投入されている。90mmファンを搭載したサイドフロータイプで、メモリスロットとの干渉を避けるように徹底して張り出しを抑えているのが特徴だ。Socket AM4に対応し、税込み3000円前後となる。
また、EK Water BlocksからはSocket AM4対応の水冷ブロックも登場。透明アクリル採用の「Acetal+Nickel」が税込み1万2000円強、ブラックで覆った「Full Nickel」が税込み1万5500円前後となる。
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