ゲーマーを固定概念から解放する新感覚PC「NEXTGEAR-SLIM is100」(1/3 ページ)

» 2017年04月19日 13時35分 公開
ココが「○」
・一見、PCとは思えない斬新なフォルム
・ゲームが快適に楽しめるパフォーマンス
・USB 3.1 Type-Cを装備
ココが「×」
・高負荷時の動作音はそれなり
・ACアダプタが大型

固定概念を打ち破る、薄すぎるボディのゲーミングマシン

 マウスコンピューターのゲーミングブランドに「NEXTGEAR-SLIM is100」シリーズが加わった。とにかく見た目のインパクトが抜群である。

 極薄のフォルムはゲーミングノートPCから液晶ディスプレイを取り外したようなサイズ感で、重量も軽いため、ノートPCクーラー……あるいはドッキングステーションのようでもあり、一見しただけではこれをPCだと認識することが難しい。このボディにクアッドコアのCore i7、そしてNVIDIA GeForce GTX 1070と、パワフルなスペックを搭載しているのだから、ますます面白い。

 同社の直販ページでは、メモリやストレージ構成が異なる3種類のベースモデルが用意されており、それぞれBTOでカスタマイズも可能だ。今回は8GGメモリと240GB SSDを搭載するブロンズモデル(NEXTGEAR-SLIM is100BA1)を評価機として入手したので、性能や使い勝手を検証していこう。具体的なスペックは以下のような内容だ。

「NEXTGEAR-SLIM is100シリーズ」は、横幅22ミリという超薄型フォルムをもつ新感覚のゲーミングデスクトップPC。NVIDIA GeForce GTX1070を搭載するなど、スペックもパワフルだ

NEXTGEAR-SLIM is100BA1
CPU Core i7-6700HQ
チップセット Intel HM170
メモリ 8GB(PC4-17000 SO-DIMM 8GB×1)
データストレージ 240GB SSD(Serial ATA 6Gb/s)
光学ドライブ
グラフィックス機能 NVIDIA GeForce GTX1070(8GB)
液晶ディスプレイ
通信機能 1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11ac対応無線LAN(433Mbps)、Bluetooth 4.2
インターフェイス USB 3.1 Type-C×2、USB 3.0×3、ヘッドフォン出力、ライン出力、マイク出力、HDMI、MiniDisplayPort×2、カードリーダー(SDXC/SDHC、MMCなどに対応)
バッテリー駆動時間 約3時間
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) 22×385×274mm(本体のみ)/124×385×290mm(スタンド装着時)
重量 約1.75kg(本体のみ)/約0.75kg(スタンドのみ)
価格(税別) 16万9800円

極薄×さりげない近未来的なデザインが所有欲をビシビシ刺激する

 超薄型ボディの具体的なサイズは、22(幅)×385(奥行き)×274(高さ)mmだ。横置きで見た場合のフットプリントは15型クラスの画面を搭載したノートPCと同程度で、ノートPCから液晶ディスプレイを取り外したようなサイズ感である。

 デザインはシンプルだが、さりげなく近未来的な雰囲気も感じさせる。海外メーカーにありがちな、いかにもな軍事感や未来感を主張しすぎる造形ではなく、あくまでもシンプルなフォルムをベースにしているため、設置場所を選ばない。日本人の好みにも合っていると感じる。

 専用スタンドが標準で付属し、こちらを装着した場合の具体的なサイズは、124(幅)×385(奥行き)×290(高さ)mmである。安定のためにスタンドの横幅は広く確保されているが、それでも十分スリムだ。

 ボディーには電源を内蔵しておらず、230WのACアダプターで駆動する。アダプターはかなり大きく、実測のサイズは、約84(幅)×170(奥行き)×35(高さ)mmだった。不意にプラグが抜けてしまった場合などに備え、公称で約3時間駆動できるバッテリーも内蔵している。なお、バッテリーレポートコマンドでは容量を取得することができなかった。

表面のデザインはシンプルだが、さりげなく近未来的な雰囲気、軍事基地のようなイメージを演出している。電源ボタンとインジるケータが表面中央部にあ

裏面には通気口が多く空けられている。フットプリントは15型クラスの画面を搭載したノートPCよりひとまわり大きい程度で、ノートPCから液晶ディスプレイを取り外したようなサイズ感だ

スタンドにはロゴが正常に見える向きに置くと通気口のある面が上部に来て放熱面で理想的なレイアウトとなる。付属のスタンドはフレームタイプだが、見た目の印象以上に重さがあるしっかりした作りで安定感も十分。少々の衝撃や振動で倒れてしまうことはないだろう

ACアダプターはかなり大きい。実測のサイズは、約84(幅)×170(奥行き)×35(高さ)mmだった。電力仕様は230W(19.5V/11.8A)だ。不意にプラグが抜けてしまった場合などに備え、公称で約3時間駆動できるバッテリーも内蔵している

USB 3.1 Type-Cなど充実のインタフェースを装備

 スリムなボディーだが、インタフェースも充実している。ディスプレイ出力端子は、Mini DisplayPortを2基にHDMIを1基、合計3系統搭載しており、3系統同時出力のマルチディスプレイが可能だ。USBポートは、USB 3.1 Gen.2対応のType-Cポートが2基、USB 3.0ポートを3基、さらにSDメモリーカードスロット(SDXC/SDHC対応)も装備する。

 通信機能は1000BASE-T対応有線LANのほか、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN(433Mbps対応)、Bluetooth 4.2を標準で装備する。BTOではより高速な867Mbps通信に対応した無線LANモジュール(Intel DualWireless-AC 8260)を選択することも可能だ。

スタンド設置時に上面となる面には、DC入力とHDMI出力、Mini DisplayPort出力がある

ロゴ面を正面とした場合の左側面。(スタンド設置時の)上から、Mini DisplayPort出力、USB 3.1 Type-C×2、USB 3.0×2。一番下にはセキュリティロック・ポート(ケンジントンロック)も装備する

ロゴ面を正面とした場合、右側面。(スタンド設置時の)上から、有線LAN、USB 3.0、SDメモリーカードスロット、ライン出力、マイク入力、ヘッドフォン出力

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