先週の新製品で目立っていたのは、Western DigitalのNAS向けHDD「WD Red」シリーズに属する3.5インチの最大容量10TBモデル「WD101KFAX」だ。税込み価格は5万円弱。
週末には上位シリーズの10TBモデル「WD Red Pro WD101KFBX」が同6万4000円弱で登場したほか、5月下旬に一部店舗が入荷した監視カメラ向きHDD「WD Purple」の10TBモデル「WD100PURZ」も、取り扱い店舗が大幅増。価格も税込み4万6000円前後へと1万5000円ほど下がっている。
専門性の高いシリーズの10TBモデルが5万円切りで登場したことを歓迎する声は多い。パソコンSHOPアークは「NAS向け10TBとなると、Seagateの『ST10000VN004』が税込み4万3000円前後まで下がっていますが、NAS向けで人気のWD Redが4万円台で登場したのは大きいですね。他の10TBモデルの価格を下げるトリガーになる可能性も秘めています」という。
ただし、近々のヒットを期待する声はあまり聞かない。見通しはもう少し先だ。オリオスペックは「大容量HDDだと圧倒的に8TBが強いです。そこまでの容量を求めないとなると3TBと4TB。結局のところ容量単価が一番大きいんですよね。それでも10TBも12TBの影が見てみて急激に安くなっていますから、いずれ主役の座を奪う可能性は可能性はありますよね」と期待を寄せていた。
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