第8世代Coreプロセッサーは、秋にデスクトップ向けのモデルの投入を予定しているほか、エンタープライズ、ワークステーション、エンスージアスト向けモデルも今後追加していくことを明らかにした。具体的な時期については、明言を避けた。
第8世代Coreプロセッサーは、技術的な目新しさに乏しい一方、プロセッサーのスペックは大きく進化している。超薄型ノートPCや2in1がいよいよクアッドコアのパワーを手に入れることになる。
もっとも、このスペックはあくまでもTurbo Boost 2.0、高度な電力管理による可変クロックが前提。これまでのTDP 15ワットのUシリーズを搭載した薄型軽量ノートPCや2in1では、ボディーの放熱設計の違いで、実際に発揮できるパフォーマンスには差があったが、クアッドコアではそうした要素の比重が大きくなるだけに、同じCPUを搭載していても、パフォーマンスは異なるということはこれまで以上にありそうである。
逆にいえば、メーカーの設計技術がより問われる、腕の見せどころと考えることもできる。性能のヘッドルームが解放されたことで製品の幅が広がるのは間違いないだけには大いに期待したいところだ。
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