Socket AM4対応APUが登場! ……も、続くAMDの混乱劇古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2017年09月04日 15時51分 公開

TSUKUMO eX.やアークが値下がり前に「1950X」「1920X」を購入した人にアクション

 先週も自作街で最も目立っていたのはAMDだった。新製品としては、Socket AM4に対応するAPU「A12-9800E」「A10-9700E」が売り出されている。開発コード「Bristol Ridge」で知られる第7世代のAシリーズモデルで、いずれも4コア/4スレッドのCPUと、Radeon R7シリーズのGPUを内蔵している。TDPは35Wで、CPUクーラーを同梱する。税込み価格はA12-9800Eが1万5000円弱で、A10-9700Eが1万1000円前後から1万2000円前後となる。

AMD「A10-9700E」

パソコンSHOPアークのAシリーズ価格表

 パソコンSHOPアークは「Socket AM4対応のRyzenマザーでGPU内蔵プロセッサが使えるようになったという意味で意義深いですね。ただ、内蔵GPU用の出力を搭載していないマザーもある点は注意が必要です」と話していた。

 同じ時期にはRyzen Threadripperの下位モデル「1900X」も登場しており、AMDの各プラットフォームで下位の選択肢が強化された格好になっている。1900Xは8コア/16スレッドのCPUで、TDPは180Wとなる。動作クロックは標準3.8GHz/ターボ4.0GHz。税込み価格は7万5000円前後だ。「Ryzen Threadripperが7万円台で買えるのは喜ばしいですね。使えるレーン数(64レーン)や対応メモリ(PC4-21300)は上位と変わらないので、ほしい人は多いと思います」(同店)。

AMD「Ryzen Threadripper 1900X」。パッケージは上位と変わらない

 なお、前回伝えたRyzen Threadripper上位の突然の値下げについては、TSUKUMO eX.やパソコンSHOPアークなど一部店舗が値下げ前に購入した人を対象に何かしらのアクションをとる告知を出している。詳細は今後明らかにされるが、結果的に1〜2万円高く購入することになってしまったユーザーへのフォローの意味合いが強いとみられる。今後の動きにも注目したい。

TSUKUMO eX.のツイート

同じくパソコンSHOPアークのツイート

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