8月10日22時に販売解禁となったAMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」(http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1708/14/news066.html)だが、2週間後の23日に大幅な価格改定が入った。上位の「1950X」が税込み15万8000円弱から13万8000円前後へ、下位の「1920X」が同じく12万5000円前後から11万1000円前後となっている。
この動きは国内に限られたもので、複数のショップから「いきなりだった」といった感想を聞いた。某ショップは「我々んは補填が入りますけど、初回に買ったお客さんがつらいですよね……」とこぼす。
Ryzen Threadripperは発売当初から海外サイトの販売金額との差が大きいと指摘されており、CPUはそちらで個人輸入して対応するX399マザーだけPCパーツショップで購入するといった動きもあったほど。今回の価格改定でCPUとのセット購入が増えていきそうだが、プラスの効果を期待するコメントはいまのところ少ない。
別のショップは「この手の高価なパーツはコアな人が初回にバーッと買って、あとはゆっくり売れていく感じになります。だから、今さら値下げしても売れ行きにはほとんど関係しませんよ。むしろ第一波で入手した人たちの不興を買っただけじゃないかと思います。昔、P67/H67マザーみたいに発売後に不具合が見つかって回収ということもありましたが、ああいう早い者負けみたいな状況は避けるべきです。ましてや今回は技術的な問題じゃありませんからね。今後はなしにしてほしい」と怒りが収まらない様子だった。
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