先週、「Coffee Lake-S」ことIntelの第8世代Coreシリーズの予約受付がスタートし、多くのショップで盛り上がっていた。発売予定は11月2日(木曜日)午前11時で、以下の6モデルと対応するZ370チップセット搭載マザーボードが一斉に売り出される見込みだ。
型番 | コア/スレッド数 | クロック | TDP | 価格 |
---|---|---|---|---|
Core i7-8700K | 6コア/12スレッド | 標準3.7GHz/ターボ4.7GHz | TDP 95W | 税込み4万8000円前後 |
Core i7-8700 | 6コア/12スレッド | 標準3.2GHz/ターボ4.6GHz | TDP 65W | 税込み4万円強 |
Core i5-8600K | 6コア/6スレッド | 標準3.6GHz/ターボ4.3GHz | TDP 95W | 税込み3万3000円強 |
Core i5-8400 | 6コア/6スレッド | 標準2.8GHz/ターボ4.0GHz | TDP 65W | 税込み2万3000円強 |
Core i3-8350K | 4コア/4スレッド | 4.0GHz | TDP 91W | 税込み2万3000円前後 |
Core i3-8100 | 4コア/4スレッド | 3.6GHz | TDP 65W | 税込み1万5000円前後 |
いずれもグラフィックスに「UHD Graphics 630」を搭載し、末尾KのモデルはロックフリーでCPUクーラーは付属しない。ソケット形状はLGA1151だが、現行のIntel 200シリーズチップセットとの互換性はなく、当面は同時に売り出されるZ370マザーとの組み合わせが前提となる。
各ショップの反応をみると、普段に増してKシリーズの注目度が高い様子だ。パソコンSHOPアークは「オーバークロック耐性がこれまでより秀でているとのウワサがあって、高クロックにチューニングして遊びたいという声をよく聞きます」という。
一方で「i7やi5はコアが6個になりましたけど、現行のLGA1151と互換性がないこともあって、乗り換えに動くユーザーはそこまで多くなさそうです」(別のショップ)との話も聞く。
そうした前評判に応えるかのように、初回入荷は最上位の「Core i7-8700K」が潤沢で、Kなしモデルは総じて品薄との見方が多い。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「まあ、初回はKつき&Z370マザーの組み合わせが盛り上がるでしょうからね。下位のラインアップは後からゆっくり充実していくと思います」と話していた。
なお、午前11時販売開始ということで、今回は新CPUの深夜イベントを実施するショップの話は聞かない。が、ドスパラ秋葉原本店は2日22時に深夜販売を実施する。NVIDIAの新GPU「GeForce GTX 1070 Ti」搭載カードを販売するためだ。3連休直前に昼夜のPCパーツイベントに浸るのも趣があるかもしれない。
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