年末年始のアキバは久しぶりの好景気、ただし不安の材料も:古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2018年01月09日 13時12分 公開

報道の余波はなし――CPUぜい弱性問題に関するアキバの動き

 そんな好調な年末年始の一方で、1月3日に気になるニュースが海外の技術系ニュースサイトから発信された。現行品を含むCPUについて機密情報が漏れる可能性がある深刻なぜい弱性があるという。今回のぜい弱性は「Meltdown」と「Spectre」があり、前者はIntel製CPUに、後者はIntelやAMD、ARMなどにも見つかっている(→関連記事:世間を騒がす「プロセッサ脆弱性」 何が本当の問題なのか)。

 CPUやOSメーカーは報道の以前から対策を講じており、すでにパッチを提供しているIntelを含め、早い段階で対策が整うとみられている。ただし、パッチを当てることでパフォーマンスが低下するとの話も複数の情報源から出ており、全く影響がないとはいえないところがある。

Intelは報道直後からこれまで3回リリースを発信している

 この動きは自作街にどんな影響を及ぼすのだろうか。1月5日にパーツショップで聞いて回ったところ、半数は今のところ影響はないと話し、残り半数はこの動き自体を知らないという反応だった。CPUの売れ行きにも落ち込みは見られず、無風といった印象だ。

 3日から報道を追っている某ショップの店員氏は「パッチ適用後に全部の性能が2割も落ち込むなんてことはないようで、高負荷時にスコアが下がることがあるということみたいです。その辺りを分かっているからか、特にパニックになっている人を見かけたり、買い控えの空気が起きたりということはまだありませんね」と話す。

 別のショップからは「ニュースを見たとき、2011年のP67/H67マザー回収騒動が頭をよぎりましたが、今回はすでに手を打っているということで、案外みんな冷静なんじゃないかと思います」とのコメントも聞いた。

2011年2月ごろ、一部の不具合が見つかったP67/H67マザーは一旦店頭から姿を消した

 深刻な空気はないが、楽観的というわけでもない。前述のショップは「メーカー側の対応が雑だったりすると、マイナスの空気が一気に表に出てくる危険はあると思います。『まあしょうがないか』が『ふざけんなよ』にならないように祈りながら動静を見守っていますよ」と苦笑していた。

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