Appleのスマートスピーカー「HomePod」、米国で2月9日発売

» 2018年01月24日 10時45分 公開
[田中聡ITmedia]

 米Appleが1月23日(現地時間)、スマートスピーカー「HomePod」を2月9日に米国、英国、オーストラリアで発売することを発表した。価格は349米ドル(約3万8000円)。2018年春にはフランスとドイツで発売する。日本での発売は未定。

HomePod Appleの「HomePod」

 HomePodは、Siriを使った音楽再生、ニュースや天気予報の読み上げ、iPhoneのメッセージ送信、家電の操作などができるスピーカー。iPhone 5s以降、iPad Pro、iPad Air(初代以降)、iPad mini 2以降、iPod touch(第6世代以降)で利用可能。利用するには、1月24日(日本時間)に配信されたiOS 11.2.5にアップデートする必要がある。

 Appleの「A8」プロセッサを搭載しており、特定の方向に音を送信して聞こえやすくするビームフォーミングやエコーキャンセルに対応。空間認識によってHomePodの置き場所を把握し、最適な音質に調整する。6つのマイクを搭載したことで、音楽を再生した状態で離れた部屋からでも「Hey Siri」というユーザーの言葉を聞き取れる。

HomePod 内部の構造

 音楽はApple Musicとライブラリに保存した楽曲を再生できる。SiriがApple Musicのデーターベースを把握しており、アーティスト名や曲名などを話しかけることで、目当ての曲を再生できる。また、「この曲はいつリリースされた?」といった質問や「違う曲をかけて」といったリクエストにも応えてくれる。

 タイマーやリマインダーの設定、Podcastの利用、天気予報やニュースの確認なども可能。iPhoneに掛かってきた電話を転送し、HomePodで通話をすることもできる。「HomeKit」もサポートしており、対応する家電の操作ができる。「WhatsApp」など、「SiriKit」を活用したサードパーティーのメッセージアプリも利用できる。

 2018年内のアップデートにより、複数の部屋に置いたHomePodで、同じ曲を再生できる「マルチルームオーディオ」が利用可能になる。

HomePod

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月18日 更新
  1. ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した (2024年04月16日)
  2. バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を (2024年04月17日)
  3. 「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す (2024年04月17日)
  4. SwitchBotのミニプラグに不具合 「断続的にオン/オフを繰り返す、異音」などで該当製品の交換を呼びかけ (2024年04月17日)
  5. AI対応でCore Ultraよりも高いパフォーマンスをアピール! 企業PC向け「Ryzen PRO 8000シリーズ」登場 (2024年04月16日)
  6. Synology「BeeStation」はNASより便利な一面も 家族の“秘密”も守れるストレージ、共有リンクや写真管理もある (2024年04月16日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. 「ASUS ZenScreen MB16QHG」は従来モデルの弱点を解消した高評価の16型モバイルディスプレイだ (2024年04月16日)
  9. 無線LANルーター「Aterm」シリーズの一部に複数の脆弱性 設定変更や買い替えをアナウンス (2024年04月11日)
  10. NVIDIA、Ampereアーキテクチャを採用したシングルスロット設計のデスクトップ向けGPU「NVIDIA RTX A400/A1000」を発表 (2024年04月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー