テレビやレコーダーで録画した番組を超簡単にNASで活用する方法(2/3 ページ)

» 2018年02月02日 13時30分 公開
[石川ひさよしITmedia]

パッケージセンターからアプリをインストール

 「DiXiM Media Server」アプリは、SynologyのNAS管理画面である「DSM」からインストールを行なう。まずPC用アプリのSynology Assistantから検出されたDS218jをクリックするか、PCのWebブラウザでDS218jのIPを入力してDSMを表示しよう。

 DSM上では、「パッケージセンター」をクリックし、左ペインのカテゴリ部分で「すべて」を選択した状態で、その上にある検索ボックスに「DiXiM」と入力すれば、右ペインのトップに「DiXiM Media Server」アプリが表示される。

DSMからパッケージセンターを開き、DiXiMをキーワードに検索すれば簡単に見つけられる

 DiXiM Media Serverは有料アプリであるため、通常「インストール」と表示されているところが「購入」に変わっている。アプリは冒頭に記載したとおり8.5米ドルだが、執筆時点ではキャッシュバックキャンペーンが開催されており、ブログやSNSで同アプリの使用画面やスクリーンショット、感想などをシェアすることで先着1000名に1000円分のギフトカードが当たるとのことだ(規定数に達し次第終了)。

 DiXiM Media Serverアプリのインストールが完了したら、DSM画面の左上にあるWindowsのスタートメニューに似たボタンを押し、そこにDiXiM Media Serverアイコンが表示されることを確認しよう。このアイコンをクリックすると、新しいウインドウまたはタブに、DiXiM Media Serverアプリの管理画面が表示される。

メインメニューに「DiXiM Media Server」アイコンが表示されたらインストールは完了

東芝製のテレビとレコーダーで動作を確認

 DiXiM Media Serverアプリの導入が終わったら、ホームネットワーク内のDTCP-IP対応録画機器から接続できるのかを試してみよう。筆者の手元にあるDTCP-IPクライアントは、テレビが東芝 REGZA「42Z8」(2013年発売)、Blu-ray Discレコーダーが同じく東芝 REGZA「DBR-W507」(2016年発売)の2つ。

 結果から先に言えば、2台どちらからも「DiXiM Media Server」が認識できた。確認方法は各機器で異なるが、42Z8では録画一覧からムーブの操作をした際に、移動先にDS218j上のDiXiM Media Serverが表示されていればOKで、DBR-W507ではメニューからダビングを選び、そのムーブ先にDiXiM Media Serverが表示されていればOKといった具合だ。

東芝 REGZA 42Z8上でのダビング操作。ダビング先にDiXiM Media Serverが表示されている

東芝 REGZA DBR-W507上でのダビング操作。こちらもダビング先にDiXiM Media Serverが表示されている

 実際にムーブ操作をしてみたが、転送にも問題なかった。今回試したテレビとレコーダーでは、ムーブ後もそのまま一覧上に番組が表示されたままなので、「ダビング10」の回数が9から8へと減っていれば無事ムーブできたことになる。

 ムーブした映像の再生も問題ない。どちらの機器も、一覧上に残っているため本当にムーブできているのか判断しづらいが、再生時にはNAS側のアクセスランプが点滅していたので、ダビング10の回数が減ったことと合わせて間違いないと思われる。

ムーブしたコンテンツは、「DiXiM Media Server」の設定メニューから確認できる

 ムーブされた番組をNAS上からファイルとして確認すると、その番組ファイルの実際のファイル容量が分かって面白い。多くの録画機器では「GBやMB」ではなく「%」表示されるため、残量は把握できても実際にどのくらい消費しているのか把握しづらいだろう。

 例えば、年末に6時間に渡って放送された「絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス」の容量は、DR画質で42.2GBだった。12TBで構築した今回の環境では、42.2GBなど微々たるもの。残したいコンテンツがたくさんある方にとって、NAS+大容量HDD+TDCP-IPサーバ機能は強い味方だ。

テレビやレコーダーでは「%」表示されていた録画番組も、NASに転送すれば「GB」単位で確認できる

 転送に要した時間だが、先の絶対に笑ってはいけないアメリカンポリスの場合で2時間44分だった。普段、PCやNASでファイル転送している感覚からすればかなりの長時間である。

 ただし、これはテレビやレコーダーなどクライアント側のインタフェース性能にボトルネックがあるためだ。テレビやレコーダーでは、まだLANが100BASE-Tだったり、USB 2.0までしか対応していなかったりすることが多い。普段は、寝ている間に転送が済むような運用方法が適しているのではないだろうか。

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