Coffee Lakeの拡充と同時に、対応するIntel 300シリーズチップセットも新ラインアップが登場している。Z370からオーバークロック関連の機能を省いた「H370」と、RAID対応を省いてPCIeレーン数を抑えた「B360」、最小構成でコストを抑えた「H310」の3種類で、マザーボードメーカー各社から一斉に対応モデルが売り出された。
前述の通り、Pentium GやCeleronと1万円を切る低価格マザーを組み合わせるといった需要は早速広がっている様子。「特にmicro ATXマザーのラインアップはZ370のみのときより格段に増えているので、コンパクトなマシンを組みたいという人にもちょうどいい環境が整ったと思います」(TSUKUMO eX.)
一方で、H370搭載の高付加価値モデルは動きが鈍いと語るショップが多かった。ある店員氏は「Z370マザーが発売から5カ月経って、いい感じに価格が落ち着いていますからね。出たばかりのH370マザーとの価格差がほとんどないし、Z370マザーだけが適用されるCPUとのセット割りもありますから。まあ、ミドルらしく、発売からしばらくしてじわじわ売れてくれればと思っています」と話していた。
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